『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2005年07月19日(火) 水の足音

ただ、だめみたいだということがわかる
血と傷と痛みと衝撃と
無表情
のっぺりとした時間がとおりすぎていく

梅雨明けの発表のあって翌日
ひさしぶりに雨をみた
音を聞いた
ぱちぱちと世のあれこれにあたってはじける雨粒の音は
最初、かずすくないときは鳥の足音と似ている
ぴょんぴょんと脚をそろえてとぶ鳥のかろやかな重み

鳩がないて
あたしがうずくまった
ごめんね
ごめんなさい
……キツイ

火曜日、誰もいないほんとうにいない
昼下がり。少しまた蒸してくる。
ゆうるりと支度の手を取り落としながらでも
おくすりをもらいに病院へ行かなくちゃ、いけない

あ、雨。

あめ。

眠りでもことばにでも、それのほかのぬくもりにでも
逃げ込める傘の下をおもいつけずにゆがんだ顔で
ねめつけているばかり、壊れそうな激情に蓋をする
ローラーでのしたみたいな気持ちがぴらぴらとぬるいかぜに飛ぶ
午前2時も、午後2時もおんなじように
ただあかるいか暗いかだけが違うだけだよって
そんなことを言ったらあなたは絶句するのかな
おなじように無機質なさびしさ
きっと積もってあのひとを消した
消した

・・・・・・ラリックス、ラリックス、いよいよあをく
わたくしはかっきりみちをまがる

曲がった先は
新天地?
それはだれも
ついてゆけないということ?

独白を嘲ってうちけすたび
ひとつずつついてゆくばつじるし。

今日は気温がすこしばかりひくい
熱気が立ち去ったら
陽炎じゃないじぶんの場所が淡くくっきりして
ゆらめかないからごまかせなくて
もう
投げ出したくなってしまったんだ


………午后。


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