| 2005年03月11日(金) |
やさしかった筈の雨が |
通院日の筈だった それといっしょに したいこともあった
のに こんなところでうずくまっている
携帯電話で話しながらうちを歩きまわる家人のあしおと、は けたたましくて、夢から急に連れ出される ……きもちわるいよ いろんな神経症状ぶちまけて床のうえでうめいて
気がついたら診察の受付時間、まぢか 準備しても間に合わない 自動人形みたく着替えはするけれども なんとか、ぐちゃぐちゃになりながらもすませたけれど もう間に合わない
ぼくが靴をはけない
ぎゅっと凍りついて四肢を縛られた ああいつものあのルールだ逃げられないやつらだ 半月も、外、出られていないから たくさんのことが外に待っているのに ちっぽけなたのしみもつくっていたのに
もう夕方は自分の時間でなく。 みうごきができるならば家の仕事をして人のために動けと。 寝込まずに起きていることができるならば人のことをしろ。
ぼくがぼくのために作り出した法律 ぼくがぼくに科してしまった がんじがらめの規則
……嵐みたいに殴りつけて ぎゅうぎゅうにしばりつけられてみうごきができない
聞こえるのは 楽しんじゃいけない楽しんじゃいけない楽しんじゃいけない 自分のことをしていい権利なんておまえにはひとかけらもない すべきことは、ほら、そこらじゅうにころがっているのに それを無視するなんて許さない
・・・・・・誰が許さない?
こんな規則 ほかのだれも わかりえず 抜けられないのは 自分のせい そうやって責められても 何度責められても
崩せない、がんじがらめ、
泣いても 泣いても 泣いても
自分を殴りながらお皿を洗った 調理のついでに肌にキズ そこらじゅうがしみるのより こころのほうが痛いなんか ほかのひとの機嫌をそこねる可能性、を放置することのほうが怖いなんか そんな強迫観念じみた あたまのなかの機構なんか ……いらないのにどうして消えてくれないんだろ どうしてこんな 他の誰もが普通に無視していることがらが ぼくにだけは、もうまるで 罪悪に感じられてどうしようもないんだろ
くすりを 変えてもらおうと思い 保護剤を ふやしてもらわねばと思い ゆっくり下降するのが 止まらなくて ……安定剤 もらおうと 思っているのに
そとにいけない
お医者にはなす勇気よりも うちを出ていい許可のほうが なんびゃくばいも得がたいなんて
自分で自分が信じられないし そんなばかげたやつなんて もうどうでもいい見放してどこかに廃棄処分してやりたい
いらないのに息をしてる
物音が怖い 怖い 怖い
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