さびしいが しずかに ふりつもり
しずかに 澱をためていき
にくしみにかわるのはあんまりやさしい 君を憎むのもあんまりやさしい
地面はなにも思わずに ずっとずっと 雪も凍りも 水になるのを待つろうに
ぼくには書くことしかできないから ただ 書くことしかできないから
飲みすぎた水は あふれて 吐き出せるわけでもなく
飲みくだせもしない、棄てられもしない とうめいなんかじゃない
なら なにいろ?
ずっとずっと、かすかな 四方から意識を叩きつづける音
毛布のなかでとろりとろり なめていたごはんがわりの飴が、とけて 口の中で苦味に変わる
ただ ただ
誰かに会いたかったよ きみに 会いたかったよ
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