夕焼けをみた たたみにぺたりと座っていて窓の外をふと見たら ちらりとのぞいた壁にあんまり夕焼けの気配が色濃くて ぼくはとたんに色めきたった
ゆうやけ、 落ちていくお日さま 燃えあがるそらの色 さまざまにゆらめく 雲の片鱗とそらのかけらと
写真の画面にきりとりたい うまくできたら そうしたらあのひとに届けよう きっとそうしよう そう思って
刻一刻とすくなくなっていくひかりを惜しみながら くっきりと映える山の端のかたちをみていた
そんなことも、あった日でした ほんとうは、そんないいことも あった日でした
写真は結局撮ることができなかったけど この話をあなたにも しそこねたけど。
ほんとうは、そんなこともあった日だったんだよ。
………、
10月16日、深夜
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