『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2004年01月08日(木) 夜の回遊魚




わたしがここでがくがくする手にもったマグカップを
叩きつけて割っておおごえでさけんだとしても
だれも目をさまさないですやすやとねむりつづけているんだろうといううそみたいな本当

長いことためこんだおくすりをがさがさととりだして
次から次へとのみつづけて翌朝になっても
だれもわたしがそんなことをして眠っているなんて思わずに眠らせておくだろうという確実な本当

玄関のドアをばたんとたたきつけてパジャマいちまいで
気温三度のアスファルトのまんなかで眠りにおちても
だれも止めるひとはいないできっとそのまま目をさまさないでいられるんじゃないかという本当


それだからわたしはチョコレートをかじる
それだからわたしは紅茶を入れる
がくがくの手でからだをかきむしって
ぼろぼろと涙がでる目を乱暴にこすって
壁をなぐるくらい
腕を切るくらい
大声で泣き出すことくらい
なんでもないことなんだと言い聞かせながら
ひとつひとつやりおおせていく

あしたまで
あしたまで

夜はとても長くてそうしてわたしはなんにも持ってない
つめたい手のひらと凍えてた指でキーボードを叩くくらいしか
ばかなわたしは思いつかないから毎晩駄文がふえていくんだ

かしゃかしゃと
ちっぽけな抵抗力を
フル回転させて
叩く、叩く、叩く、叩く、たたく、



・・・・・・・・・今、羽虫を一匹ころしました



1月8日、深夜 真火


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