| 2004年01月06日(火) |
きれぎれの世界の端に |
かなしいをとびこえたところにあるただひろびろとした場所に あともうひとひらの風が吹いたらわたしは落ちていけるだろう
無言のテレビ画面の中で光がちらちらと瞬いている 顔を寄せればどんどん小さくこまぎれにされて そうしてただの塵みたいなしかくのひかりに分解されて ただぴかぴかと色を変えるだけの縦横無尽の色のさばく
ほんとうにほしいものなんてなんにもなかった ただ「くうふく」であるにちがいないという あたまから信じていたひとつのオバケにしたがって たくさんのものをからだに詰め込んだだけだった たくさんのものをからだに食い込ませただけだった たくさんのものをからだにまとわりつかせただけだった
何の意味もない
そんなことことばにしてしまったら明日にでも 今すぐにでも最後のひとひらの風が肩を押し出しそうで それだからわたしはまだばかな魔法を信じている きれぎれの世界の端にぶらさがっている
ふりをする
んだよ。
・・・・・・・・・・・・ほんとうはただすごくすごくさびしいだけなんか気がつかなければよかったね
1月6日、夜 真火
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