『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2003年07月07日(月) 七夕雨

七夕夜は今年も雨か
シャワーみたいに音が降ってくる
さわさわ
さわさわ

くもりのそらから落ちてきた雨
庭の緑
ふくれて

さわさわさわ

駅のほうまで歩いていったらおまつりが見られるね。
今日は七夕
七夕まつり

地元は七夕まつりで有名みたいです
住んでいるといまいちその実感がないので伝聞系になってしまうのだけど
(だってそれは昔からそこにあるものだから)
住んでいるところを言うと、ああ七夕で有名な?という言葉がよく返ってくるので
きっとそうなんだろうなあって地元民よく思います

一年のうちに五日間だけ、
尋常ならざる人の集まる

病院はおまつりの夜店がならぶ通りかそのすぐ近くにあるので
メインストリートに隣り合ってる皮膚科なんて期間中はオヤスミになります
駅のホームには今年も風鈴と短冊がならんでいるのかな
いろいろ言って駅を通過しながらおまつりを見ていたことが多いので
まったく出歩いていない今年はなんだかさびしいような
時間がわたしの外を流れていってしまうような

雨のさらさら

おまつりは結構すきなんです
ごみごみしてるけど
とくに夜店が。
ヨーヨー釣りだのりんご飴だの、半透明にぬれぬれてらてらひかって
謎のキャラクター人形のでっかい風船をくくりつけた人がふよふよ行き来して
あやしげな感じでいいですよ

浴衣だって着たいよね
そうして体に悪いもん食うの。(笑)


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猫はとんでもないやんちゃ坊主であった
憎まれっ子、世に憚る
日々たえまなく運動、今日はとうとう網戸をかけのぼっている
人の姿を追っかけながらほんとうによく鳴き騒いでいて
洗濯物を干す母にはかなり「よい迷惑」らしい
なにしろ背中までのぼってきちゃうんだって
たしかに日々、乗りたがる場所の高さが高くなっていく……

これ大きくなったら少しは落ち着くんでしょうか
家族は誰も猫とそんなに付き合いがなかったので
よくわからなかったりして

名前はまだない、
猫は猫。


例えば「りんたろう」。
勝海舟からいただこうかと兄が言い
しかし
森鴎外とだぶるからやめておくれともなり保留の名前

例えば「ジョバンニ」。
たしかに毛並みがますむらひろしの銀河鉄道の夜の映画のジョバンニと似ています
おなかが白くて(顔は白くないです)、手足だけ白くて
でもねえミヤザワケンジフリークとしてはジョバンニは猫じゃないんだよね
銀河鉄道の夜の映画は好きです
うつくしいと恐ろしいがせめぎあっているあたり

例えば「ワナ」。
とある馬の名前、よびやすくてよくない?
しかしこれは牝馬だそうで
そうして明らかに馬の名前なのであり
そのあたりで二の足をふむ


……そんなわけでまだ無名


ギンガムチェックの首輪がかわいいけど
遊んでやれなくてごめんね
近寄れないわたしが鳴き続けるのを前にして途方にくれている


でも元気なのはよいこと、よいこと
毛並みもふっくらしてきたしごはんもよく食べる
もらってきた薬がきいたのかくしゃみも減ったし
懸念していた病院通いはしなくてすみそうなので
その点はよかったね、と


一方で病院通いをまじめに再開させようかと考えているわたし一匹、
投与をはじめたセラミドのおかげか顔の赤みはすこし引きぎみ、
ずいぶん慢性化してしまったので胸から上まっとうな肌がみつからないが
でもあの「白とピンクのだんだら」を鏡で見なくともすむのは
ずいぶん気持ちの上で楽になることです。

誰をうらむわけじゃないけど体がつらいのが長く続くと
できてないわたしはどんどんひねくれていくので
やっぱり今の症状はどうあっても底上げをはからないとやっていけなくて
ただそのまえにひとりで外に出て行けるようにならなければいけない、ほんとうに
まじめに通院もできない。
ひとりだと恐くて外に出られませんなんてたぶん
まともな言い訳に聞こえないよね

ぐちゃぐちゃ入り混じってよくわからない頭のなかみ
わたしがどんどんとりとめもないものになっていく


「はやくひとりでできるようにならなくちゃ」・・・・・・・・いけない/なりたい。


つらつらと書いては消ししているうちに午後も過ぎてきて
放課後の学校から吹奏楽部の練習の音が聞こえる
音あわせに音階をくりかえすトランペット


雨まじり、雨もよい、

今日はたなばた


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……なんともうす暗い文章だこと!

すみません。


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