『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2002年12月18日(水) 症状&副作用

眠り込んでいると、必然、ごはんを食べないことになるので
食後のお薬を飲みません。
夜起きているときに調整で飲んだりしているけれども
(ごはんを食べなくても薬は飲んでくださいというお医者の言葉!に従って)
24時間とかあいだがあいてしまうわけで
そうすると、お薬のおかげで遠ざかっていた病気らしいものが
からだの上に落ちてくる。

あ、わたしはこんなものに悩んでいたんだっけと思い出したりする。

いつもは副作用と闘っている。
吐き気とか、おなかがぱんぱんにふくれちゃうこととか
気持ちが悪くなることとか、
そういうことと。

お薬が切れると吐き気もなくなる。
そのかわり、がたがた手足がふるえはじめて
なんだか意識がふわふわしはじめる。
薬が効いてて浮つくのとはまた別の感じ、
落ち着いて座っていられなくなる。
それから自傷。アトピー悪化、微熱、ほてり
倦怠感、無気力、それだけど、
追いまくられるみたいな焦燥感。わたしは不必要だという、きもち。

もっともそれらはいつもわたしと同居しているんだけれど。

副作用がすくない薬は、なぜかわたしにはことごとく効かなかったので
今は三環系というわりと作用もあるけれど副作用も強いらしいお薬を
日常的に飲んでいる、それだから
症状が薄まって助かることと、副作用で苦しいことが、半々くらい。
どっちが自分に楽なんだろうとときどき考える。
あんまり副作用の出方がひどいときは
いっそ、お薬を完全に絶っちゃったって別にいいんじゃないかとも、思う。
けれど、お薬を飲みそこねてたとえば24時間経過、
がたがたふるえる身体と心が舞い戻ってきたときは
やっぱり
くるしい、とおもう。

症状と闘うけど
副作用とも闘う

そのまんなかでゆらゆらしていた
この数日間。

そらに檸檬型の月が出ている。
十二夜とかとか十三夜とか、それくらいの
うすい黄色をしたほのかにまあるいやさしい形の、月。
欠けない満月よりも好きかもしれない
れもん型の月。

あと、半月でことしがおわる。
あと、二日で、お仕事が終わる。
すこし早めにやってくる冬休み、わたしには
闘うものがたくさんあるらしい、けれど
(そのなかのひとつは自分の住む現実を顔を突き合わせることだ、眠るのじゃなく)
それでも、「おしまいの日」は来る。

ていねいに息をしていたい
だれにも殺されないで
なににも追いつめられないで
ていねいに息を、していたい

過呼吸にもならないで
酸素不足の金魚みたいにぱくぱくと
空を見上げて泣くこともなしに



まなほ


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