それがあると勇気がだせるもの それがあると「ぼく」になれるもの つきまとう不安とか 自信のなさとか自己否定感とか、 そういうのをやっつけてくれないまでも、遠ざけてくれる、もの。
わたしはそれをさがしてる。
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右目のまわりがアトピーになってしまったので しばらくうちにいます。 つまりそれはどういうことかっていうと、 目蓋がごわごわになってしまうので目が大体半分しかひらけない、ということで 二重まぶたをとおりこして四重まぶたくらいになり 本人はともかく出会った人がうおっと驚く、というコトです。(笑) あ、あと目やにがすごく出ます。 朝起きるとまぶたがくっついていたりするので 目の上と下を指で押さえて「ぱりぱりぱり〜」と開いたりします。 痛くなければけっこうオモシロイかも? あ、あと、眉毛が抜けてきます。 洗面所の鏡を見て、おお薄くなったなあと感慨にふけっていたりします。 その隣ではパパ(194×年生まれ)が自分の頭をカガミにうつして おお薄くなったなあと感慨にふけっています。
へんな親子。
ちなみにママは、日本人離れしたすばらしいカーリーヘアの持ち主で カガミに向かって髪を梳かすとき 下まで櫛が通らないわーーー! と、もつれたカールの髪の毛と、さんざん苦労しています。 あんまりくしゃくしゃになってしまったときは娘(=ワタシ)と一緒に 「………テリア系?」 とその姿をしみじみと眺めて首をかしげていたりします。 (流れるように美しい毛並みのテリアではなくてもつれるカール系のテリアです)
そうしてママは気落ちするか腹が立ってくるのですが 娘はのほほーんとして 「そのうちりっぱな牧羊犬になれるかもしれないよ」 と、へんてこりんな慰めかたをします。 それで元気になるママもちょっとへんてこりんかもしれないなあと思います。
二人は勿論、かの有名な「牧羊豚」映画、「ベイブ」が大好きです。
いつかこの頭でイギリスに出かけたら 牧羊犬が仲間だと思ってオトモダチになってくれないかしら と、ママはいいます。 その昔、とてもとても長いポニーテイルをもっていた娘(=ワタシ)はまじめな顔で 「ありえるとおもう」 と、こたえます。 なぜかというと、その長いポニーテイルを元気にふりながら歩くわたしを 行き逢う犬がみんなフシギそうに見上げたからです。
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行き交う動物とも植物ともオトモダチになれるかもしれないと 24歳にしていまだに猫をおいかけ犬に挨拶し花を見つけては寄り道して電車に遅れる こんなわたしは今ホームページをつくっています。 右手が裂けて鉛筆をもてなくなったかわりにキーボードを持って (持ってどうする。) 縫い針でつくるみたいに、 ちくちく、ちくちく。 出来上がり予想図が見えていないので日がな一日、 横たわっていないで座ることができるときは、 ちくちく、ちくちく。
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それがだれかの わたしの ライナスの毛布になれることを。
………もちはこび、できませんけどね。
夏の暑い夕方に、まなほ
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