2005年04月25日(月) |
饅頭こわい、怪談こわい |
先ほど、シーツの上をフワフワ跳びまわっているちっちゃな蜘蛛を、はたいて 殺生してしまいました。夜の蜘蛛って、良かったんだっけ悪かったんだっけ。 例え親の顔に見えても殺せ!とされるのは…?
蜘蛛は、かまきりほど怖くはないけど、寝ている間に顔の上を這い回られたら たまらんので、よく考えずにバシッ!とやってもた。合掌(-人-;) 勿論、手のひらサイズの迫力あるやつではなく、ありんこか糸くずみたいな 本当にプチ蜘蛛ちゃん。かまきりだったら幼虫でも怖ろしいのだが…^^;
日本に古くから伝わる禁忌の類って、聞いただけで文句なしに気持ち悪い。 『いつ、どこで、何々してはいけない。破ると何々の不幸が起きる…』 「何故どうして」の問いかけ空しく、故なくそれはそういうことになっている。 その謎めいた部分に一体何のいわくが隠されているのか、薄気味悪いと思いませんか。 思うに、世界で一番怖い怪談は、絶対的に日本の昔話であろう。 外国のモンスターみたいに仰々しくなく、陰にこもって弱いとこを的確にツボってくる。
あ!しかもさっき、湯上りに爪を切ってしまった。 あ!こないだこたつで寝入っちゃったけど、考えてみたら方角的に北枕だ。 子供の頃なんか、新しい靴を堂々と部屋の中で履いてる写真がある。(欧風?) 昔の人って何を好き好んで、日々の暮らしをわざわざこうも窮屈にしたんだろう。 道徳の規範代わりに、妖怪の力を借りて戒めるというのも分かるのだけれど。 キリスト教の安息日というのも、あれしちゃいけないこれしちゃいけない尽くしで 身動き取れず、ちっとも安息出来ない日だったような。
とか言いつつアタシの本棚の、名作の後ろにギッシリ隠れているのは実は怪談本。 芥川龍之介が怪談好きだったのは有名で、やはり彼も一流の変人だった訳ですね。 ラフカディオ・ハーンは王道ですが、岡本綺堂の“木曽の旅人”も結構キます。秀作です。 何だかんだ、昔から怖い話がそれはもう大好きで、はい(^^;) ああ、こんなこと書いてるうちに、今夜もまた何か引っ張り出して朝まで読んじゃうかも…。
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