全身が噴火口のように爆発し、ごんごんマグマを吹き上げる。
自分のどこにこんなパワーがあったのか。 こんな女ばなれした野蛮な声が一体どこから出るのか。
今日、外出先でそんな出来事があった。
運が悪ければ、命を落としたかも知れない冒険。 どのみちアタシはきっと、いずれこういう出来事で命を落とすのだろう。 そんな予感が、今日ほどリアルだったことはない。
はい、暴漢を追い詰めてふんづかまえて警察に突き出しました。 危うく、再手術を控えた足をもういっぺん折るところでした。 はなから女だと舐めきって、振り切れるつもりでいたその男も 『今回はあたった相手が悪かった』くらいは思ったことでしょう。
思い出しただけでハラワタが捻じ切れそうなので、とても詳細は書けません。
ただ、己の血の気の多さに、隣国の人民との類似点を見た気がして 勝利感の一方、激しい自己嫌悪に苛まれた一日。
あと5日で、骨折1周年アニバーサリー。 4月って、アタシの忌み月なのか?
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