みちる草紙

2005年03月17日(木) 真夜中の笛吹童子

昨夜は久々に来た。やっぱり春先、杉花粉が猛威を振るうこの時季である。

ヒューーヒューーヒューーーー…

呼吸の度に胸の奥で笛が鳴る。咳止め薬で咳は収まっているのに。
どんなに大きく息を吸っても胸苦しい。気管支がうんと狭まっているんだな。
もんの毛をあんなに抜いたから、アレルゲンを大量に吸い込んでしまったのだろう。

1時に床に就いたのに、2時になっても息が苦しくて寝付けない。
このまま眠り込んだとしても窒息して、朝には冷たくなっていそうな気がする。
いよいよたまらず跳ね起き、吸入を行い、ホクナリンテープを腕に貼った。
気管支よ、早く拡がれ、ブロードバンドに!

しばらくして、やっと笛の音が消え、呼吸が整ってきた。もう3時か。

そう言えば、もんと離れて暮らした入院中は、症状は全く出なかったなぁ。
しかし、手塩にかけて育てたこいつを、なんで今更荒川河川敷になど捨てられよう。

今年もまた病院で、アレルギー薬の大量仕入れだ。


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