一服しようと窓を開けると、まるでドラマの効果のように、雨がバシャバシャと 瓦葺き屋根を叩いている。眼下の畑には、いつの間にかうっすら雪が積もっていた。 “あしたのジョー”を読み耽っていて、雪が降ったことなど全く気付かなかった。 これでは瞬く間に融けてしまうだろう。葡萄酒をかなり空けたせいか、手指が火照り 寒さは感じないが、雨になるということは、予想されたより幾分暖かいのだろうか。
有名な劇画なのに今まで一度も読んだことがなかった。暇潰しに、何か読み応えの ありそうなものをと、文庫サイズの改訂版を買ってみたのだが…。 そしたら、ヤダ何これ…すごく面白いじゃないの〜(^◇^;) しかもこの物語は、アタシが生まれる前年から、雑誌に連載されていたらしい。 こんな貧しげなドヤ街、今でも日本のどこかに残っているのかしら。 当時の庶民生活の貧乏ったらしい側面も描写されているし、明るく楽しい物語では 決してないのだけれど、読み進むうちに年甲斐もなく興奮していた(笑)
丹下段平との出会いはこうだったのか。へ〜ジョーってこんなに短気だったんだ。 いつもリング傍の特等席で、おさまりかえって試合を見つめている葉子って女は 一体何者なのかと思っていた。ふぅんなるほど、力石はこうして死んだのか。 子供の頃、TVアニメで何度か観た記憶があるが、男の子のマンガだからと 当時は特に興味も持たなかった。覚えているのは、力石徹が倒れるシーンくらい。 全12巻のうち6巻まで読んだが、こうなったらラストを見届けなくちゃね (б_б*) 6巻の終盤は、ライバルを死に追いやったことがトラウマとなり、深刻なスランプに 陥るジョーの前に、ナンパビームを発散しながらカーロス・リベラが登場して 終わっている。うーむ…続きが気になる〜。立ち直るんだジョ〜〜 o(~0~;)o
登場人物の中では、丹下のおっちゃんが一番好き…(*μ_μ) ←ヘン? それにしても、力石はひかるさんに、西はO係長に、可笑しいくらい似てるんだけど。
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