土曜日生まれは腰痛持ち

2006年03月14日(火) すべらない話(かといって、別にオチもなし)

娘が第一志望の高校に合格しました。
というか滑り止めを受けなかったので、第一も二もないけれど
模擬試験の結果その他もろもろ考え合わせると、
さほど危ない橋を渡った試験でもなかったのですが、
やはり連絡が来るまでは、仕事が手につきませんでした。
朗報を受け、
発泡性グレープジュースとチキンとケーキでお祝いしました。
完全にクリスマスか何かと勘違いしています。

娘は「生まれて初めて嬉し泣きした」と言いました。
そんな貴重なシーンに立ち会えなかったのが、
今回最も心残りだったことです。
私も、想像していたよりもずーっと「嬉しい」という感情が
強く湧き起こってくるのを感じました。

何が嬉しいってあぁた、これから入学までの4週間弱、
「間が持つ」ということです。
もしも不合格だったら?
私立高校が決まっていれば、そちらにという選択肢が
あったでしょうが、
彼女にはそれがなく、全く背水の陣という状態でした。
もしも不合格だったら、
三次募集の学校を受けるか、浪人するかです。
どちらを選んでも、
物心両面で、それなりの負担が予想されます。
何気ない会話一つとっても、お互い相当に気をつかうことは
目に見えています。

合格したらヒマになるなぁなどとヌカしていたけれど、
なんのなんの。
事前のオリエンテーションもあるし、
別の高校に行く友達とのおつき合いもあるし、
「ひぇー、期限までにできるかなぁ」という分量の
課題(3科目)を計画的にこなさなければなりません。
ヒマどころか、いまだかつてなく
中身の詰まった春休みになることでしょう。
私は私で、オリエンテーションに参加するために、
仕事を調整する必要もありそうです。

ところで、私はある程度のものならば
中古品でもOKというタイプなので、
辞書や参考書でも、平気でセコハンを買うタイプですが、
「学校推奨」の5種類の辞書は、さすがにそうはいかず、
某大手通販サイトに一括注文しました。
学校推奨品といっても、1種類につき何冊か候補があり、
家に既にあったものも含まれていたのですが、
せっかくだから、
まっさらな状態のものを与えたいと思って買いました。
というか、「あ、これうちにあるよ(ボロボロだけど)」と言ったら、
「それ持たせる気じゃないでしょうね」という顔をされた…気がしたので

これは「親心」というよりも、
他人に気をつかうというのに近い心理のような気がします。
親子も所詮他人なんだなと感じつつ、別に寂しくもありません。
彼女は私にとって、最も大切な他人の1人だと思います。


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