2006年03月12日(日) |
なぜ、とろサーモンはハイタッチしたのか? |
NHKオンエアバトル爆笑編第8回チャンプを決める セミファイナルBブロックの模様が 11日深夜(12日)放送されていました。 先週のAブロックよりも好みの組が多く、 楽しみにしていたし…… 実際おもしろかったのですが、 最後の最後で、ちょっと不思議な光景を見ました。
ネタ順2番目はとろサーモンでした。 ツッコミ(一応)村田がしゃべくり、 ボケの(はずの)久保田が何かボケると、 村田はそれを無視したり、いなしたりという “すかし漫才”でちょっと話題の人たちで、 下馬評では、今年末のM−1出場も イケるのではとささやかれています。
が、今回は、そのすかし漫才ではなく、 コント…と言い切るのも何か違和感がある、 ちょっとシュールな感じのネタでした。 敢えて悪意ある表現を許していただければ、 ラーメンズの劣化コピーといった風情です。 じわっと来る笑い、と言えなくもないのでしょうが、 正直、そもそもの笑いどころが少なくて、 ああ、こりゃ点数伸びんだろうなあと思っていたら、 案の定、2組目の「計測」にもかかわらず、 ファイナル進出は絶望的とわかるような点数でした。 (私があの場にいても、多分ボール入れませんでした)
ところが、2人は点数が出た途端、ハイタッチしたのです。 あれはどう見ても、 「やった、ファイナル出場免れた」でした。 ひょっとして、彼らはとりあえず、 あの不思議なネタをステージにおろしたかっただけで、 ファイナルに勝ち上がる気は、 これっぽっちもなかったのかなと思いました。
今回のネタもアレだし、 「baseよしもとネタとウタ」収録のコントも 個人的には好みじゃなかったけれど、 営業用の漫才と趣味に走ったコントを使い分けるという、 若手ながら、そんな割り切りができているのなら、 やっぱり注目したい人たちです。
まあ、ハイタッチに関しては、そう意味もなく、 「おつかれさん」ぐらいの感じだったかもしれませんが、 平生から仲いいのか悪いのかわからん人たちなので、 ああ、このくらいのコミュニケーションはとれる間柄なのかと 安心させる要素ではありました。 別に本当は仲悪くても、おもしろけりゃ構わんのですが
とろサーモン ツッコミの村田 秀亮(むらた ひであき) ボケの久保田 和靖(くぼた かずのぶ) いずれも1979年生まれで、2002年結成のコンビ 高校時代からの友人らしい。 村田は2006年吉本男前ランキング19位(もっと上でもよさそう) 久保田は同年ブサイクランキング10位(妥当?) 村田は小器用にいろいろとこなし、 久保田は見るからに危なっかしい芸風という、 実に対照的なコンビ。 今のところ、久保田だけ妻帯者
ちなみに、この日記の筆者ユリノキは、 村田そっくりの怖い顔の女性(一応美人)と、 久保田によく似た(よくいそうなタイプですが)30絡まりの男性を 別々の場所で見かけたことがあるのですが、 世の中には、この2人みたいな「夫婦」が実在するのではと 内心、遭遇の日を待望しております。
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