土曜日生まれは腰痛持ち

2006年03月21日(火) 学生鞄のゆくえ

記念日サイトによると、3月21日は
ランドセルの日だそうです。
9年前、私の父が長女に買ってくれたランドセルは、
6年間、結構ぞんざいに扱ったにもかかわらず、
かなりそっくりしているので、
来年小学校に入学予定の次女に使い回したいくらいですが、
「私はピンクがいいな」とヌカしよるので、
お大尽でもないのに、こいつにも新品を与えることになりそうです。


それとは無関係に、来月から高校生の長女には、
スポーツブランドのスクールバッグを買い与えました。
女子高生がよく持っている、アレです。
それが、サブバッグではなくて、
あくまでメーンとして使う予定です。
2泊3日の修学旅行に行くに当たり、
「あれ、どっか行くの?」
という荷物で出かけ、
「あれ、お土産買ってこなかったの?
ってなぐらいの軽装で帰ってきた、
妙にパッケージ上手の彼女には、
これで十分なのだそうです。
「あとは幅の狭い2段のお弁当箱が入ればいいや」
とのこと。

といっても最近、革製の学生鞄を持っている高校生を
ほとんど見かけない気がします。
ウェブで検索したりすると、
別にこの世から消滅したわけではなさそうですが、
考えてみると、あれはさほど実用性はない代物でした。
グレるためのスタミナを持ち合わせていなかった私は、
つぶすなどの変形もせず、必要な学習用具を一応全部収納して
持ち歩いていましたが、
実は校則に照らすと、それでも「違反」の厚さ(薄さ)でした。
私の…8センチ〜10センチ
校則…15センチ以上

……一体、何を食わせて太らせたらよかったのでしょうか。
(そんななので、守っている人はほとんどいない上に、
指摘や注意をする教師も皆無で、全く形骸化した条項だったのですが)


娘の入学の手引きを見ても、
「皮革製の学生鞄使用」という趣旨のことは
どこにも書いていないようです。
まさか受注販売ってわけでもないのでしょうが、
日本のどこかには、あの学生鞄を使っている子が
まだいるんでしょうか。

「ならいっそ、
小学校のときのランドセルまた使う?」と
半分冗談、半分本気で提案したら、
怒って却下する……こともなく、鼻でわらわれました。
少し前、ファッションとしてランドセルを持つ人びと(大人)も
確かに存在したように記憶していますが、
高校で小学校時代のランドセルを復活させるような子は、
仮にいたとして
学生鞄使用者よりも少ないことは、容易に想像できます。

MOTTAINAIが世界共通語の今、
「そういうの」も十分ありだと思うけれど、
確かに、自分が高校生だとして、
「背当てにキティーちゃんのレリーフが入った
赤ランドセル」を背負え、と強要されたら、
敢えてスタミナをつけてでもグレていたかもしれません。


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