2005年09月21日(水) |
お気に入り2題(看板に偽り…) |
本日私は、 お気に入りの絵本について、 それから、 お勧めの甘いものについて お話ししたいと思います。 (日本速記協会検定の問題を意識した書き出しですが、 しかし何なんだ。二つのトピックスの関連性のなさは)
最近、週に1、2回は図書館に行っています。 下の娘と私のカードで目いっぱい10冊の絵本を借り、 返却期限は2週間なのですが、 寝る前に2冊読んでしまったりすると、 1週間で読むものがなくなってしまうのでした。 ショッピングセンター内の絵本図書館の借り出しカードも 6枚ほど持っているには持っていますし、 品揃えも渋いし、係の方も感じがいいのですが、 いかんせん、このショッピングセンターが余り近くないので、 娘〈5歳〉&私〈運転免許ナシ〉で結成・活動中の 「コーツージャクシャーズ」にとっては、 容易に行き来できないのが玉にきずです。
そういうわけで、専ら一番近い地域図書館を利用し、 まあそれなりの冊数を読む事ができていますが、 最近のヒットは、次のような作品でした。
こねこのぴっち(ハンス・フィッシャー) 現在出回っているものは(図書館の蔵書も含め) 1987年出版の大型絵本ですが、 かなり小さい頃、読んでもらったなーということを、 月刊「MOE」を立ち読みしていて思い出しました。 冒険心旺盛な子猫「ぴっち」と、 たくさんの動物たちとの交流が楽しい物語です。 冒険心が過ぎて、池にはまって病気になってしまった「ぴっち」を 飼い主のおばあさんが、きっちりと布で包んで世話したり、 全快祝いにみんなでごちそうを食べたりするシーンが こちゃこちゃした線で、にぎやかに描かれています。 本文は、「ピーターラビット」シリーズでもおなじみの 超ベテラン石井桃子さん翻訳。
ダサいぬ(ダン・ヤッカリーノ) その不細工さ、しぐさの野暮ったさから、 「ダサいぬ」と呼ばれ、水槽の金魚にまでバカにされている パグ犬のアルフレッドの物語。 たった一人の真の友人を得ることのすばらしさが、 ポップな絵柄と微笑ましいエピソードで綴られていて、 かわいいだけでなく、胸に迫る物語です。 ちなみに、同じヤッカリーノの作品では、 タコのオズワルドが人気だそうですが(調べるまで知らなかったよ) こいつが、J.F.K暗殺犯と同じ名前のくせに、 まことに愛くるしいのです。
ママったら わたしのなまえを しらないの (スーザン・ウィリアムズ) 私は頭がかたいのか、 例えば「ゆうきくん」という名前の 小さな男の子がいたとして、 その子のお母さんらしき人が、彼を「ゆうくん」と呼んでいたり ……するのは、まだいいのですが、 とにかく、ちゃんと名前があるのに、「あたち」とか「ぼく」とか 呼んだり、 (信じられないかもしれませんが、結構います) 本名の原形をとどめていないような、 たわけたニックネームで呼んでいたりするのを見ると、 てめえでつけた名前くらい、責任持って呼べや!と 説教したい気持ちになることが多々あるのです。 この絵本の主人公・ハンナは、母親が自分のことを 「ひよこちゃん」「かぼちゃちゃん」「わにちゃん」などと呼ぶのが あんまりお気に召さないようで、 「ママったら……」というタイトルのような心境のようです。 ……ああ、そうだよね。 私は特に外では意識して、 ちゃんと名前を呼ぶようにはしていたものの、 娘を「こぶたちゃん」「こざるちゃん」 「マリネズミ(ヤマネ)ちゃん」などと呼ぶことが、 恥ずかしながら、一度や二度じゃなくあります。 自分としては、かなり濃密な親愛の情のつもりなのですが、 「呼ばれる方の身にもなってみろ」って話です。 本を読んでいて、反省しつつも口許が緩みました。 ちなみに、下の娘に一番最初についたあだ名は、 「社長の代理」でした。 これだけで、一体何のことだかわかるのは、 30代後半より上か、古いCMフリークの方でしょう。 詳しくは、こちらをどうぞ
何か必要以上に長くなってしまったので、 「お勧め甘いもの」の紹介は次回に譲ります。 予告させていただきますと、 「峠の力持ち」「岩井屋のあわまんじゅう」など、 みちのく和菓子シリーズで攻めたいと思います。 また読んでいただければ幸いです。
|