2005年09月04日(日) |
あんたら、毛の先ほども「そんなこと」思っていないでしょ。 |
この日記サイト「エンピツ」にも、 「アクセス解析」というのがあります。 要するに、どちらからいらした方が、 ここを読んでくださっているかということですが、 何が楽しいって、 「どんなキーワードで来てくださった方が多いか」を見ることです。 めったに取り上げませんが、時事ネタを取り上げれば、 それでいらっしゃる方が多くなるし、 割と最近だと、 「たいそうのおにいさん」佐藤弘道さんのCMをマクラに書いたら、 それで検索してきた方が、毎日のようにいらっしゃいました。
それから、 「同じキーワードで、ほかにはどんなサイトがヒットしたのか」 を見て、 そこに飛ぶというのも、楽しみの一つです。 中には(というか、かなりの確率で) ああ、このキーワードなら、 多分こちらのページの方が役に立ったろうなあと 思わせるサイトが、たくさん見つかります。 (書いてて悲しくなってきましたが、事実だしぃ ここにいらしたのも何かの縁なので、ぜひ読んでいってくださいませ)
ここの日記の」の落とし穴は、 二つ以上のキーワードで検索した場合、 それらが同じ文脈で使われておらず、 インデックスにヒットして、ばらばらの日のタイトルの一部に 反応してしまうことも多いってことでしょうか。 つい最近も、そんなことがありまして、 そこから辿っていったら、ある質問サイトを読むことができました。
「質問者」は、 「スーパーで売っている洋服は安っぽくてダサイか」 ということで、回答を求めていました。
ここの日記の7月6日分でも書いたとおり、 私には服のセンスというものがありません。 もしもここの質問サイトに登録していても、 答える資格があったとは思えなかったのですが、 回答者の皆さんの答えは、というと、 「自分が好きで着ているなら、自信を持てばいい」という まあ、回答をもらう前から、一つはそういう答えがあるだろうと 予想が簡単につくものから、 「やっはり高いブランドものには「それだけ」のものがある。 服ぐらいいいものを着たらいい」 という建前なしの意見もありました。
……一部の例外を除けば、 最終的におっしゃっていることは、 「高い安いの問題ではなくて、その人に合っているかどうか」 ということに尽きていました。 でもなあ、さんざん「安物は品質がよろしくない」 などと並べた後に、 「似合っていれば」「その人のスタイルに合っているなら」 と言われても、 要するに、 「安物がお似合いの人は、無理して高いもの着なくても」 と言っているのと同じなのではないかなあと思うのです。
洋服にお金をかけられる人は、どんどんかければいいと思います。 不景気なんだから、「持てる人」がお金を落とすというのは まことにいい傾向だし、 自分を盛り立てるというのは、 生きていく上で結構大切なことだから、 「安物を着ていると、その人自身がお安くなっちゃう」 というのも、一つの見識としては否定しません。 ただ、別に無理やりわかってほしいとも思わないけど 「洋服や化粧品にかけるお金があるなら、○○に投資したい」 「服は安物でもいいけど、それだけは譲れないってものには それなりの金額かけている」 という人も、確実にいるんですわな。 私にはそもそも可処分所得というものが少ないので、 「お金をかけたいポイント」すら、 レンタル・借り出しで済ませているていたらくですが、 今よりもっと自由になるお金があったとしても、 高いブランド服に走ることはないと思います。 大体、家の洗濯機でおちおち洗えないようなものは着たくない すき焼きや焼き肉だって、グラム98円の豚肉でいいし、 化粧の技術に全く自信がないので、ここ10年以上、 仕事で外に出る以外は、ほぼすっぴんで通しています。 そしてお金があったら、そういうところはそのまんまで、 「借り」で済ませていたものを、片っ端から買ってやるんだ!と 意気込んでいます。
安物を身につけている人を、それだけの理由で 「恥ずかしくないのかしら」という目で見る人に対し、 私は、「表面しか見ていないくせに人を軽々しく侮辱することを この人は恥ずかしいと思わないのかしら」と思います。
まあ、ビンボー人のささやかな抵抗です。
そういえば、今思い出したのですが、 バブル期に、ある著名な女性(職業や肩書は忘れました)が 雑誌の対談だったか鼎談だったかで、 「10万円のスーツ来て毎日カレー食べて玉の輿に乗れるなら、 安いもんだ」 という趣旨の発言をしていました。 当時私が買った一番高い服はというと、 5万6,000円のフォーマルスーツを別としたら 某アメカジブランドの3万9,000円のスタジャンで、 スーツなんて、せいぜい1万円で買うものと思っていました。 10万円のスーツ! それも、 「服にお金かけて食べ物に回せなくても」 というニュアンスではなくて、 「せいぜい10万円のスーツでも金持ち男ダマせれば」 という意味合いが濃かった気がします。 ……きっと、「そもそもの金銭感覚が合わない方とは、 会話もまともにできないワ」と思われるんだろうな。
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