2005年07月13日(水) |
来年の今ごろ読むために書いた記録 |
朝、目を覚ますと、巨大な毒虫になって……はいなかったのですが、 37歳になっていました。 「変身」の冒頭部、 グレーゴール・ザムザは、家族の追及を何とかかわしていたけれど、 多分、ザムザさんちより部屋事情のよろしくない我が家では、 下手したら、秒殺されてしまうことでしょう
まあ、何はともあれ、6年ぶりの素数年齢となりました。 素数は、その据わりの悪さがむしろスペシャルな感じがして、 実はキライではありません。
昨日は次女の5歳の誕生日だったので(お、こっちも素数) ビンボーちらし(鮨飯にかまぼこや玉子を乗せたもの)と 出来合いの「とりから」と 不二家のイチゴショートと ペットボトルの緑茶でお祝いしました。 一応、チョコプレート(税込み63円)には、 しっかり2人分の名前が書かれていました。 朝起きてから、ビビりつつ体重計に乗ってみたけれど、 幸いなことに、変化はほとんどありません。 一応、10時以降の飲食は避けたし、 冷静に考えれば、量もそれほどではなかったので、 当然と言えば当然ではありましたが。
相方からは、写真集をもらいました。 昨年からことしにかけ、大量の市町村合併があったこともあり、 仕事に使える地図帳を探してくれたようなのですが、 どうもしっくり来るものがなかったようです。 そういう事情とは無関係に、写真集はすてきでした。 地中海沿岸諸国のさまざまな街角で 地元の猫ちゃんを、ひたすら撮りまくったものです。 ちなみに、こちら。 野性的で美しく、かつ愛らしい容姿をしていながら、 全くそれを意識(というか認識?)していないっぽい 時折見せるブサイク顔に非常に愛嬌があり、 その潔さがいいなあと思います。
最近、ドストエフスキーの「罪と罰」を読み始めました。 この年までまともに読んだことがないことを はからずもカムアウトしてしまったい 次女に絵本を読み聞かせた後や、 早起きできた朝をねらって読む程度なので、 進度は遅々たるものですが、 マルメラードフの長ったらしい泣き言や、 ラスコリーニコフの母による 愚痴しか書いていない手紙を読んでいるうちに、 これを書いたのが、ドストエフスキーの「罪」で、 読むことそのものが「罰」なんじゃないかと思えてきたりしましたが、 ようやく核心部に入ってきました。 先が楽しみです。
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