親父はもう完全に「生きてるだけ」の人になってしまった。

今はもう、１分前のことでも覚えていられないほど、記憶障害（？）が出ている。幸い、その場その場での判断力は生きてるんだけど。だから認知症とはちょっと違うのですが・・・

いかんせん、何もしないのだ。
ただ三度の飯を食って、寝て、起きて。
寿命が尽きないから生きてるだけである。

そんな親父が心筋梗塞で二度目の入院をした。

我が両親には貯蓄というものが一切ない。
月々もらう年金を使いって生きてる人たちである。

なので、突発的な支出にまるで対応出来ないのだ。

昨年、父の義姉・義兄が立て続けに亡くなった。
その香典が一円も出せないので俺が出した。

父の二度の入院費も、全部俺だ。


こんな、生きてて意味も意義もない、本人も生きる気力もないし何の努力もしない人のために、俺は一体いくら使わされるのだ？

悪いけど、俺は親への親孝行はすべてし終えていると考えている。
（自分が親になってわかったこと。俺が娘たちに望んでることを、俺はもうすべて自分の親に対して成し得ているので）
なので、今の出費はドブに捨てるよりはマシか・・・
程度にしか考えていない。

自然保護団体に寄付した方が、よっぽど意味も意義もあると思うほどだ。


４日間の予定だった親父の入院が、もう１週間を過ぎた。
薬にアレルギーが出てしまってるのでカテーテルが出来ないのだ。

一体いつまで入院するのだろうか？

その費用は全部俺に来る。
迷惑としか言いようがない。

そんなことの為に日々頑張っているわけじゃねーんだよ！！



母の愚痴が止まらない。
父の親戚への昔のいじめに対する恨み節をはじめとして、人の悪口ばかりを聞かされる。

もううんざりだ。

ネガティブなことばかり言ってる人にいいことは起こらないよね。
俺は絶対にこうならないぞ・・・
前向きに生きよう！

本気でそう思う。

両親とも、俺にとっては最高の反面教師である。


というか、こんな人たちだったか？？？

昔は尊敬してたような・・・


意味もなくただ長生きしてるだけの老人が、何十万人といるんだろうな。寿命が延びることは、人類にとってデメリットも大きいと思います。

俺はこんなことを言われる老人にだけはなりたくないです・・・