エロとピンクとアミタイツ。
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つくづく電車でむかいに座っているひとが読んでいる本が気になる。
ほとんどの人は自分の読みたい本を読んでいるわけで。 もう、好みとか、でかく言えば思想とか、なんかもう履歴書ばりにまるわかり。 そりゃあカバーもかけるっつーの。
同じサラリーマンでも、西村京太郎サスペンス読んでる奴と 稲中読んでる奴がいて。 同じ大学生でも辞書引きながら洋書読んでるのと 真っピンクの「ティーンズハート文庫」がいまだに愛毒書なのとがいて。
一応隣り合って座ってるけどまちがってもこいつら友達じゃねえぞ、と。 まあ案外仲良かったりするんだろうけど。
ずいぶん前、声に出してセーラームーン読んでた奴がいてびびったけど、 まあおもしろかったからいいや。 あと週間文春読んでる女子高生にもびびる。若いのに。
このあいだ小田急線で中嶋らものエッセイを読んでいたら 偶然にも正面に座っている男の子も同じ本を読んでいて。 「ちんちんが折れたら添え木をしてでもセックスがしたい」というすごい本なんだけど、 まあ内容はつっこまなくていいや。 お互いハっと気付き、「あの、お好きなんですか?あの、添え木の本」 とつい声をかけ、そのまま恋に落ちてしま、う訳もなく ただただ、全く関係ない他人と同じ時間に向かい合って同じ本を読んでいる という偶然をちょっとたのしく思いました。
生まれて死ぬまで、地球の人口の99.99999999%が他人なら、 そんな一瞬のリンクさえ心地いい。 と、思わないかい?
だからさ、なにかの間違いでここを読んでくれてるあなた。 メールくれよ! カウンターだけが1日4、50の勢いで増えていく。えー。 自分、そんなに人に教えてないす。
だいじょうぶ、 壷も売らないし宗教もすすめないから。 ほらほらメールしてごらん。
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