ぼんやり日記
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2005年03月04日(金) |
小児慢性疾患の医療給付制度 |
昨日書いた、幼稚園の先生へのお餞別にする 園児の写真及び経費(¥230)を 今日のお迎えの時間に、もう持ってきてくれた人が 4人いた。
こういうの、性格が出るよね。 「10日締め切りっていうから、それまでに 探せばいいやあ、まだ4日だし」と思うか 「忘れちゃいそうだから、即、写真さがして クラス委員に会える機会があれば、すぐ渡そう」と思うか。
私は言わずもがな。
さて、IDDMキッズにはおなじみの 小児慢性疾患の医療給付制度。 この4月から自己負担導入となりました。 大阪市では収入に応じて7段階にわけられています。 所得税が非課税の方でも¥1100/月かあ。 一般のサラリーマン家庭では、¥4650/月か ¥5750/月あたりでしょうか。
破産している国だから、仕方ないといえば仕方ないのかな。 そう思っていたけれど、この金額は正直、きつい。 習い事を一つ減らすかどうか。 切りつめて払えない金額では、もちろんない。 だから、贅沢いうなと言われたら、うんそのくらいの辛抱は できない事じゃない、と思わないといけない気がする。 (まわりくどいよ)
でも、医療従事者の方から心配だという声があがってきた。 「月一、が基本の検診だけど、毎月の負担を考えると ふた月に一回しか来なくなる患者が増えるのではないか」と。
もし、そうなると、当然きめ細かい指導も難しくなるし 病院の経営面からいっても、売り上げ?が落ちることになる。
それは当然、考えられるなあ。 うちの子の場合、頻回の血糖値測定(最低毎日5回) 注射(最低毎日4回) これが基本で、月としてはそれ以上の血糖値測定と注射をする。 その分のセンサーや注射針等々すべて1回使い捨てだ。 インスリンも、少しでもおかしいと感じたら まだ残量があったとしても、新しいものに付け替えている。
もし、それを「自己負担がきついから、せこく使おう」と思い 測定回数を減らしてみれば、現在の状態では たちまちコントロールは悪くなるだろう。 コントロールが悪い状態が長期間に及ぶと 合併症が出やすくなり、出た合併症は更に進む。 そうなると、合併症に対する治療も必要になり、 ますます国や自治体の医療費は圧迫されていくのである。
日本は先を見越した投資が下手だと言われている。 他の先進諸国は教育に大変な投資をしているそうだ。 子ども達が大きくなって、きちんと就業せず、 非行し、犯罪で警察のご厄介になる負担額を思えば 全うに就業し、確実に国益を生む成人を送り出すことの 大きなメリットを選択しているのである。
私は、病気なんだから払うものは払わないと仕方ないな、と 思うんだけれど、でも、国の将来を考えて これから医療費が増えていかないためにどうするか その辺のヴィジョンをしっかりともって 場当たり的ではなく、具体的に予算を立てて欲しいと思う。
わーマジメな話で終わる日記、最近書いてないから 居心地わるいよー。
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