ぼんやり日記
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朝、幼稚園にくるりるを送った後、 ビデオ屋さんで、「E.T」を返却し、 手ぶらも何なので「ファインディング・ニモ」と 大西順子のベストを借りてきた。 (ジャズわかんないけど、このアルバムいいですね)
その帰り、9時くらいなんだけど 小学校の制服を着てランドセル背負った子が 道をブラーブラー行ったり来たりしているわけですよ。 学校に今から登校しようと急いでいる訳でもない。 あきらかに、学校に行きたくないので、 時間つぶしをしている雰囲気。
ええと、やっぱり放っておけないではないですか。 声をかけてみる。名札を見ると1年生だ。 「学校、行きたくないの?」と聞くとうなづいた。 どうやら、先生は怖くないけど、 いやな事をする同級生が何人かいるらしい。 一緒に歩いていると、段々うち解けてきて、 あれこれお兄ちゃんや従姉妹の話をしてくれた。
「ここでうろうろしてたら、変なおじさんに 連れて行かれたら危ないから、一緒に学校まで行こうか」 と言って、ゆっくり一緒に学校まで行った。 話をしながら、彼の登校路を見まわしてみる。 恐らく、この子は毎日のようにこうして この辺の道をうろうろしているんじゃないだろうか。 にも、かかわらず、周囲の人たちは仕事やなんかで 忙しそうで、特別声を掛けたりという雰囲気はなかった。
もちろん、赤の他人の子供のプライバシーに 口を挟むのは、暇な主婦くらいで(私だな) みんな忙しそうだもんな。
そういう私だって、げ、まだ洗濯回してなかったよ、と 実は内心あせっていたのだ。 学校の正門まで着くと、彼は 「わすれものした〜」と戻っていってしまった。 ううーむ。仕方がないので 「学校の先生に連絡しておくけどいい?」と叫ぶと 私の言ってる意味がわかったかどうか、うなづき もう角を曲がって見えなくなった。
取り急ぎ、教務の先生にかいつまんで話をし、 後をよろしくと伝えて家に帰った。
彼の家庭環境も学校での様子も私は全く知らない。 どうして学校に行きたくないのか当然わからない。 (いやな級友がいる、という話だけだ) だから、先生に言いつける形になったのは不本意だ。 しかし、町中をうろうろしているというのは いろんな事件が多発している現在、やっぱり心配。
学校に行くのが人生の全てではないし、 私も学校でないところで勉強することができたら もしかしたら、もう少し素直な人間になれたかも知れない、 と思っているクチなので、無理やりに学校へ行け、と 他人の子供に指図はできない。
いろんなことを小一時間ばかり考えながら、 でも家に帰った。 先生方と彼のご家庭で、よきフォローができるように 祈りながら、しばらく遠くから様子を伺おうと思う。
なんだかPTA関連の電話連絡もいっぱいあって せわしない一日だったな。
2004年01月18日(日) 文科系の文法嫌い 2003年01月18日(土) 結婚指輪
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