ぼんやり日記
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結婚指輪は年中つけているものだからと、シンプルなものにした。 ただのプラチナの輪っか。このまま鼻輪にできそうだ。
指輪を付けない私には自分の指のサイズがわからなかった。 結婚指輪を買うときにアドバイスを受けたら 「年を取って指が太った時の事を考えて少し大きめのサイズがいい」 ということだったので、ちょびっとだけ余裕をもって購入した。
これが毎年、冬になるとスカスカになる。 指先が乾燥して指輪が抜けやすくなって困った。 実際、お風呂場で何度も排水口に流しそうになったし 歩いていてすぽんと抜けたこともある。 面倒くさくなってえいっと左手の人差し指にはめた。抜けない。 いいじゃん。あれ、でもなんか・・・ 数時間後、抜けなくて指輪を引っ張り回した。 翌朝になるとすでに指の先は紫色に腫れている。あちゃ。 義母に言うと「水道水で冷やして抜いてみたら」 うーん余計ふやけて指が膨張するのではないですか? そういう疑問も当時は浮かばず、溺れるものはワラをもつかんでいた。
結局、眼鏡屋さん(兼宝石屋さん)で指輪を焼き切ってもらった。 事情を話すと「ちょっとサイズ小さくしましょう」と サイズをきちんと計ってくれた。 「あなたのジャストサイズは7号ですが、0.5号だけ縮めましょうか」 うーむ。今まで1号分大きかったのか。 そういうわけで7.5号になった指輪は以前ほどもすぽすぽ抜けない。 それでもお風呂に入る時は「あっ」と思う時がある。 指輪ってめんどくさい。 めんどくさいので今度は、はずしておいた。 そうしたらどこに置いたかわからなくなった。 ああもう。 付けてもはずしてもめんどくさいなあ。
2、3日前に指輪を発見した。はめた。 キリスト教式の結婚では結婚指輪は契約のしるしなので すごく大切な意味があるものである。 失くしちゃだめなものなのだ。だから余計にめんどくさい。 みんなよく付けてるよお。特に飾りのついてるやつ。 あれ痛くないですか?あれやって子供と手をつないでいると 子供がぎゅっと手を強く握るので痛くて痛くて。
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