ぼんやり日記
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2004年11月16日(火) 40歳のハローワーク

図書館へ行った。

予約していた本が何冊か届いていた。
そのうちの一冊は村上龍の「13歳のハローワーク」
春先から半年くらいかかって手元に。

ありとあらゆる職業について、簡潔に紹介されている。
13歳。
私は何を目指していたのだろう。
既に諦めムード満点だったっけ。

わたしはなにもできない。

その思いだけで過ごした中高の6年間だった。
それでも、高三には就職活動を始めなくちゃいけなくて
「レコード店っていいよなあ」と
某レコードの卸の会社に就職したい、と教師に言うと
「斜陽の業界だからやめなさい」と言われた。

仕方がないので他の求人票を探してみた。
「コンピューター業界って面白そう」と
数学ダメなくせに面接を受けたら採用されてしまった。
一度、面接を受けて採用されたら
もう二度と他の面接を受けられないと聞いたのは
後日だった。当時から私ってかなり脳天気だった。

で、受かったその会社はコンピューターっつーか、
要するに私はキーパンチャーになったのだった。

教師は「そんなところ(!)より一流企業へ推薦してあげるのに」と
言ってくれたのだが
(地方高校に求人票を送ってくる会社は、正直にいって
ブルーカラーで3Kがほとんどだった。
その中に、若干名だけ一部上場からの求人があった)
場所が東京でも大阪でもなかったので断った。

いやー、田舎者だったのよ。
とにかく都会っつーところに行ければそれでよかったのよ。
それも一つの「やりたいこと」だったわけで、
それはそれで悔いのない人生だったいうことだろう。

さて、私もくるりる4歳から
「かーたんは大きくなったら何になりたい?」と聞かれるので
これを眺めて考えてみようか。


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