ぼんやり日記
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2004年04月02日(金) 検診日に思う

今日は次女の検診日。
パパが早退を取って(どうしたんだ一体)
病院の最寄り駅で待ち合わせ。
改札の前でパパの姿を一番に発見したのは長女。
ぶたこと次女は「おとーさん!」と駆け寄って
抱きついたが第一発見者の長女は知らんぷり。
後で聞くと「なんかいつものお父さんと違うから
恥ずかしかった」だそうである。スーツ姿だから?
で、私は待ち合わせというシチュエイションが大好きなので
久しぶりの感覚で嬉しかった。

とはいえ、検診にはパパが付いていき、
私は長女と二人の時間を持たせてもらった。
長女の趣味でレインボーパークへ行き、
私がセールの婦人服をちょこちょこ見て、
長女の批評を聞いていた。
(かーさんそんな色似合わん、年考えな云々…とほほ)

さて検診は15分という、主治医にすればスピード検診。
(それでも贅沢に時間をとってもらってると言えるな)
A1cは6.9%で思ったよりいいペース。
ニュースとしてはN成分とランタスの中間となる新しい
インスリンが発売になる予定だそうだが、
現在臨床段階で、うちらも来月、興味があれば試しますかと
聞かれた。なんかいろいろ出てくるのう。

次女は今のペースで動けるので別にいらないけれど
よその病院では超速効型を幼児に処方しないところも
あると聞くし、この格差、仕方がないといえ気の毒だ。

うちみたいに「注射してでもオヤツ食べたい」という子なら
さっさと超速効打って、お友達と同じ物を食べさせてやりたい。
次女が発病してこれまでの3年近く、私が一番
頭を悩ませ願ってきたことは、次女がIDDMを憎まず
他のお友達に引け目を感じず、楽しく過ごしてくれることだった。
これからもそれが目標。
彼女が本来歩むべき成長曲線を、妙な食事制限で
ゆがめたくはないのである。

最初の入院先では、
「ケーキも食べられますよ、年に1,2度なら」と言われた。
一生食べられないかも、と思っていたので嬉しさ半分
そ、そ、それだけかいという残念な気持ち半分。
この時点で、私たち親子は「低血糖だったらお菓子を
食べられるの大喜びする」という『低血糖願望症』に
感染してしまったといえる。

転院した今の病院では
「おおまかなカロリーを把握してもらえばOK」で
割とすぐ超速効型が出たせいもあり
「オヤツ時はこれをオヤツのカロリー単位に合わせて
打ってください」と言われた。QOL急上昇。わはは。

もしここをご覧のIDDM家族の皆様へ。
少なくとも幼少期(思春期前の児童含む)は
一般的な食生活のバランスをベースにさえすれば
(自分たちもそれで健康な生活を送れる)
食べ物の事でIDDMのお子さんを必要以上に
悩ませることなく育てていけると信じます。
あまり思い詰めないで、気楽にフツーに子育てを
していかれること、心から望んでいます。
ま、そういう私も時々とーっても深刻に考えすぎますが。
それが親ってもんですよね。

最近、次女の事を思い悩む事が少なくなったのですが
どうしてかというと、長女の事で白髪の数が
一気に増えたからでして…
なんの病気も障害もない長女のことでも
こんなに悩むのですから
親なんてそんなもんだと実感しました。

出口はあります!


2002年04月02日(火) 長女の涙

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