ぼんやり日記
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2003年06月02日(月) 吉井の笑顔

福岡ドームでのダイエー(H)−オリックス(BW)戦。
(すんません、今日の日記は野球オンリーです)

ずっと杉内、小倉の投手戦が続いていたかのようなスコアだったが
実は拙攻続きで、BWなんて10安打もしてるのに2得点。
見てなくても十分想像できる展開だわ。
それだけ杉内−城島バッテリーが冴えていたともいえるのだが。
BWも小倉(私は彼が開幕投手だと一人で主張していた 笑)が
好投で8回まで2安打(ソロHR2本)のみの無四球。

これを引き継いだのが帰ってきた萩原にーちゃんで、
9回、10回をぴしっと決めた。
彼は明日も連投する可能性ありありなので2回も投げさせて
冷や冷やした。頼むから打線、打ってくれよおおお。
その後、本柳と山本が出てきてドキドキした。
8割方、またダイエーのサヨナラだと思った。

それを救ったのが三輪。
杉内からソロを打って得点にも貢献していた彼だったが
見事なブロックで(お手本みたい)サヨナラランナーを阻止。
そして、12回表、彼がまた打ったのよ。
スクルメタからこの試合2本目のホームラン。

その後が続かないBWもBWだが、
もうとにかくこの1点を守るしかない。
私の気持ちとしては、手薄な押さえ陣の中で萩原にーちゃんを
2イニングも投げさせたのだから、これで負けたらがっくりよ。
つーかこの裏の投手って誰がいるのよ。
牧野か?川越か?(こ、こわい)あ・・・吉井や。
吉井が出てきた。
吉井はどんなに打たれても「調子は悪くない」というコメントを
出し続けている。イライラ。
イライラしつつも、それがメジャー流のコメントなのだろうと
思っている。
実際、仙台では見事な完投ピッチングを見せたそうだし、
日本に来て最高のピッチングがオープン戦だったなんて
言われたくなかろう。
彼が日本に、BWに来て良かった、と思える仕事を
まだ出来ていない事に歯がゆさを感じている。
今ボロボロに言う人達に「こんなもんじゃない」というのを
見せつけて欲しい。

吉井のピッチング。
決して良い球が決まっているわけではない。
かなり冷や冷やものだったけれど、そこはベテランの業。
「連打されたが3人を押さえればいいのだと思っていた」
勝利後の吉井のコメントである。
そうなのよ。わかっていてもそれが出来るとは限らない。
しかもダイエーのクリンナップ相手にだ。
ラストバッターの大道を遊ゴロにしとめて試合終了。
かけよる三輪をハグするように両手をあげる吉井。
マウンド上での勝利のハイタッチ。
どのチーム、どの球場でもこのシーンは胸をうつ。
吉井の笑顔。
ベンチ前では山崎が選手を迎え入れるタッチをしていたが
おおおとキングコングのような恰好でたたえたのが
吉井だった。
その後、レオン監督とぎゅっと抱き合い勝利をかみしめる。
よかったよかったとTVのスイッチを切った。
吉井の今の心境を思う。
三輪の心境を思う。(彼だって出番がなくて悔しい思いをし
チームの試合ぶりをベンチで見ては情けなく思い
打撃フォームを改造してこの試合にのぞんだのだ)

遠く離された勝率5割への道。
でも閉ざされているわけではない。
エラーはちょっとあんまりなのだけれど
それ以外では若手も確実に育っているし、
故障者も(少しは)戻ってくるし、
決して諦める時期ではない。
ま、あまりにエラーが多いと思うなら一度自分から
ファーム志願して鍛えて戻ってくるのも手だと思います。


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