ぼんやり日記
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2003年01月20日(月) |
お湯をくむ(プチ喜びの巻) |
結婚してから粉石けんで洗濯をしている。 水だとうまく溶けないので、お風呂の残り湯を洗濯機に入れる。 結婚当初はバスポンプというものを知らなくて、身重の身でありながら よいしょ、よいしょとバケツでお湯をくんでいた。 パパがバスポンプを買ってきてくれた時は、その威力に驚いたものだ。 この初代バスポンプはとても働き者で7年くらい現役だった。 二代目は一年ももたずにつぶれたことから、随分お買い得だったといえる。 そして現在が三代目。悪くはない。悪くはないけど、洗濯のたびに ホースをつないでバスポンプを設置するのが面倒くさくなってきた。
それでこの写真である。 青いのは普通の雑巾掃除に使うときのポリバケツ。 手前のはキティちゃんの洗面器。 これでくんでポリバケツをいっぱいにし、 えっしょえっしょと洗濯機まで運んで入れる。 バスポンプ使った方が楽じゃん。 と思うかもしれないけど、結構気持ちいい肉体労働である。 洗濯機までの道のりでお湯をぽたぽたこぼすのが難点だ。
これをするとき、いつも思い出すのはリベカさんのこと。 旧約聖書の創世記に出てくる、アブラハム(ユダヤ人やアラブ人の先祖)の 息子イサクのお嫁さんになった人だ。 彼女は見ず知らずの旅人に「お水を下さい」といわれて喜んで井戸から水を くんで飲ませ、旅人のらくだのためにも水をくんだ。 人一人が飲む水なんて大したことはないが、らくだとなるとどれだけの水を くまねばならなかったか、リベカさんはその重労働を喜んでしてあげた。 見ず知らずの人にである。
素敵なリベカさん。快活で明るい美人のリベカさんを思い浮かべつつ ちょっぴり嬉しくなりながら洗濯機にお湯を飲ませるみいさんであった。 見ず知らずの洗濯機じゃないけど。
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