ぼんやり日記
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2002年08月02日(金) 人さらい?

びっくりした。

次女の健診へ、子供3人連れて行った。
長女と次女は病院が見えると、わあっと走って行った。
ぶたこは歩いていたが、あっちへふらふら、こっちへふらふら。
下手に手を出すと「うるたい〜!(うるさい)」や「や〜や!(いやだよ)」
を連発され、しまいには泣かれるので、じっとお付き合いしていた。

花屋の前で、派手な色のスエットを来たおじさんが
急に膝を落として、ぶたこの前で手をひろげた。
なんとなく立っていたぶたこはそのまま抱っこされ、そして。

そしておじさんは、ぶたこを抱いて立ち上がり、
そのままずんずんと歩いていった。
あまりに堂々と、あまりに当たり前のように。

はっと気が付いて「ちょ、ちょっと、どこに連れて行くんですか!?」
と言うと、おじさんは笑いながらぶたこをおろし、
そのまま大股で向こうの方まで行ってしまった。
その間ずっと無言だった。

あまりに急な出来事だったので、ぶたこも私も状況把握ができなかった。

健診が終わり、百貨店で買い物をし、それでもまだ心の整理がつかず
帰宅した頃、じんわりと恐怖にとらわれた。

あの時、少しでも私が目を離していたら?
(そういう事はよくあるのだ)
ぶたこを抱っこしてどこへ連れて行く気だったのだろう?
あるいはただの冗談か?

反抗期のぶたこは、自分で歩くと言い出したら聞かない。
歩くことを覚えないといけない時期でもあるので、
できるだけ自由にさせてやりたい。
じっと見ていても、子どもはふっと予期せぬ方向に走る。
雑踏で見失うことも決して珍しいことではない。

こわい。
都会の怖さが皮膚に張り付いた。

神様、守ってくださってありがとう。
これからの無事もお願いします。


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