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■ 目を凝らして、耳を澄ます
=目を凝らして、耳を澄ます=
耳をすまさないと、文章はやってこない。きっと周りには多くの文章がコロコロと転がっているのだろうけど、人々はそれらを感じることなく生きている。普通に生きているのとは違う次元に文章は落ちているから、耳を澄まして、息を止めて、目を凝らして、匂いに注意して、じっと見つけだそうとしない限りなかなか文章は見えてこない。その文章がへっぽこであったとしても、それはそれでしょうがない。小説はそんな文章を見つけて紡いでいく作業だけれども、散文は違う。一塊り、落ちているのを拾って持ち上げるだけ。それだけだから、案外心地よい。
=雨=
音楽室から聞こえてくるラッパの音がアルファベットの音に聞こえてくる。ビービー「B」ティッティッ「T」ピーピー「P」気分が良くなった。梅雨の合間の晴れた空が覗いてて、水たまりは光ってる。気分の良い雨の日だってある。夕方晴れ上がったらなおさらだ。
2004年06月02日(水)
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