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■ 浮遊隕石
=浮遊隕石=
会話が終わって笑いを止めてみると、グレープフルーツジュースに浮かぶ氷のような僕がいた。綺麗な柑橘系の色の液体に、固体で一つ。接しているはずなのに、不安定に浮かんでる。 少しずつ辺りの笑い声が遠退いていって、ノイズに変わって、また同じスピードで戻ってくる。 口を開いて、笑みを作る。日常。
=ガラスの萎縮=
ガラスに張ったガラスの生育した結晶が、太陽の光に見つかって溶かされていく。まるでそんな様子で、彼の才能を含めた全てが、萎んで行き、消えてしまった。
2002年04月10日(水)
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