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山本周五郎賞直前予想! - 2003年05月09日(金)

応援している宇江佐真理さんが山本周五郎賞にノミネートされました。
山本周五郎賞は比較的新しい賞ですが、今や直木賞に次ぐステータスの賞として認知されてるといっていいでしょう。

個人的な見解では年1回の選考と受賞作家の傾向からして直木賞より先見の明があると思ってはばかりません。

直木賞とダブル受賞された有名作家の具定例を示すと
宮部みゆき(直木賞平成10年、山本賞平成5年)
篠田節子(直木賞平成9年、山本賞平成9年)
重松清(直木賞平成12年、山本賞平成11年)
乙川優三郎(直木賞平成14年、山本賞平成13年)
いずれも山本賞を先に受賞されてます。(篠田さんは同年ですが選考は山本賞の方が早い)
さらに昨年吉田修一さんが初の芥川賞とのダブル受賞をされて話題となりました。
作品の傾向としたら、直木賞よりやや純文学よりというか例をあげれば昨年奥田英朗さんが直木賞にノミネートされた『イン・ザ・プール』的な作品は山本賞にはあてはまらないような気がします。
現に、今年ノミネートされてる荻原浩さんの『コールドゲーム』は一般的には評価の高い同時期に出版された『神様からひと言』よりシリアスな内容となっています。

現状における問題点を書きますと(山本賞だけにとどまりません)
★ノミネート作品選考は主催社の編集者が決めていて選考委員が携わってない。
★選考委員自体もそれぞれ得意のジャンルがあるので公正に評価出来ていない。
大体上記のような感じだと思います。

今年のノミネート作一覧はこちら

そこで宇江佐真理さん、初めてノミネートされましたがかなりチャンスが高いと思っています。
直木賞に5回落ちていますのでなんとか山本賞をゲットしてひとりでも多くの方に読んでいただけるようになれば1ファンとしてとっても嬉しく思います。

個人的予想。
◎宇江佐真理
○佐藤多佳子
★横山秀夫
2名受賞の場合は佐藤さんが必ず選ばれるような気がしますがどうでしょうか?

横山さんの直木賞決別宣言等、いろんな問題もあると思いますが、応援してる作家さんが受賞してもらえたらと思う気持ちはファンとして当然のような気がします。


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