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『顔』 横山秀夫 徳間書店 - 2003年02月26日(水)

大ブレイク中の横山秀夫さん。
本作は陰の季節の「黒い線」という短編で登場する平野瑞穂巡査が再登場するひとりの婦警の成長物語と言えそうです。

警察という典型的な男社会の中で、所属部署の移動なども含めて葛藤して生きて行く姿を赤裸々に語ってます。
ストーリー自体は1編1編面白いのですが、横山さん特有の力強い文体と女性が主人公というのが少しミスマッチな気がして、どうしても割引して読まなければ仕方ありませんでした。
主人公が少し繊細な性格過ぎるのが余計にそう思える部分かもしれませんね(笑)

ネット界での評価も他の作品に比べて低いみたいなので、他の作品は読破して行きたく思いますが・・・

評価7点


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