白い原稿用紙

DiaryINDEX過去未来


2003年07月24日(木) まつげの思い出

今、進めている原稿は滞りなく進んでいますけど
まだ手を付けていない 他の原稿が
限り無くヤバ気な今日この頃。

テンパっている時は
ちょっとした不都合が
ものすごく気になるものでございます。

まつげが。
あたくしの薄く数少ない控え目なまつげが。
こころもち、そこはかとなく
一部 逆さまつげになっている風情なの。

目の端がとってもカユイん。

鏡で見ても どのあたりがそうなのかわからないわ。
しょうがないので
まつげカーラーを持ち出して来て
お出かけでもないのに まつげ修正。
それにしても
ほんとうに掛け値無しに薄いまつげなことよのう。

昔から 濃いまつげの人に憧れたものだったわ。

昔 引っ越し先を探していた時、
「猫が飼える家」を条件に探していて
あちこちの不動産屋にくそみそに言われた事があったけど
その中でも もっとも罵倒してくれた
20代半ばぐらいの殿方。
なんて罵倒されたかは
嫌な事は忘れるあたくしとしては
さっさと記憶から消えてしまったけど、
そのまつげが 殿方としては無用に長く
濃かった事は忘れていないわよ。
いっそ忘れたいのに
あまりにうらやましかったから
忘れられないじゃないの どうして下さるの。

はるか昔の高校時代、
ものすごく可愛い友だちがいたわ。
色白で漆黒の髪。
でも自分が可愛いと言う自覚がなくて
好感度は高いんだけど
あまりにも無防備で
端から見てるととっても心配。

そのお嬢さまがある日
いつもとどこか印象が違うのよ。
すこおし 印象がぼけているの。
なにかあったかと注意して見てみれば
右目のまつげが全部ないのよっ。

「どどど、どうしたのっ!?」

この頃は今と違い高校生は純情で
お化粧なんかしたことがなかったわ。
あたくしはともかく そのお嬢様は
ほんとにお嬢様で 
皇族の方が通っていらした学校在籍だったし。
その彼女が
はじめて化粧らしきものをしようと
お友達と微笑ましく遊んでいた時、
友人の取り出したる「まつげカーラー」。
使い方がわからない彼女に
そのお友達が「じゃあ やってあげる」と
向かい合った体勢からそれをやってくれたところ
悲しいかな 他人の目、
加減がわからず お肉まで挟んじゃったらしいわ。

「痛いっ!!」
とそのお嬢様、
思わず お友だちから身を引いた所
彼女のまつがだけが
お友達の握りしめた まつげカーラーに
残っちゃったわけだったのよ。
一本残らず 全部。

あいたたたた。

彼女の美しさは
ほんの少し損なわれただけで
すぐに元に戻ったけど。

今日、自分の貧相なまつげをカールするため
何度もお肉まではさんじゃいつつ
そんな昔の事まで思い出しちゃったわ。

あたくしの場合、
もともと薄いんだから
全部抜けてもたいして変わりはないんだけど、
薄いからこそ愛しいモノがあるのよ。

頼りなくなって来た髪の毛を
それはそれは大事に扱う
うすらハゲの親父さま方の気持ちがよくわかるわ。

そういうわけで
まつげをカールしつつ
今日も残業〜〜〜。


藍まりと |MAILHomePage

My追加