ゆっきー [MAIL] [プロフィール] [掲示板]

My追加
随筆
随筆

2018年08月31日(金) 空気砲


ムスコのクラスで、工作に空気砲を作ってきた子がいるそうで。
帰宅早々『空気砲作って』と言われました。
何だそれ、作るか。
作り方知らんし。

そこでムスコが説明する。
風船をふくらませ。
ペットボトルに設置。

・・・空気砲になる気がしない。
意味が分からんので、明日にでもその子に詳しい作り方を聞いてらっしゃいと言うが、聞かない。
『もういい!自分で作る!』
ご勝手にどうぞ。

まず、ペットボトルの底を切り取ります。
風船を膨らませます。
膨らませ・・・ふくらま・・・ふくらまないのかよ!!
びっくり。
恐らく唇の力が弱い。
普段ぼーっと口を開けている弊害がこんなところに!
空気を入れる圧に唇が耐えられず、隙間が空いてしまう様。
我が子のびっくりするほど苦手なことを発見。
しかし、甘やかさない。
そんな唾液だらけの風船を渡されて私が膨らませてやると思うか。
『洗ってくるから』
いいや!唇の力を鍛える為にもちゃんとやるのだ!!

ぶーたれながら数回繰り返し、なんとか膨らませました。
悪戦苦闘して結んで・・・風船完成!
・・・で?
これからどうすんの?
『設置』
そのふくらましたものを?
どこにどうやって?

色々試行錯誤を繰り返す。
そして『わかった!』とハサミを持っていそいそと別室へ。

パンッ!!

風船が割れた音がしました。
『できん』
どうしたかったのか分からんが、そりゃそうだろうとも!
何ができる予定だったのか知りたい!

その後同じことを何回か繰り返し・・・『できた!』
どうやら偶然にも、割れた風船がいい形で取れまして。
ペットボトルの底に風船の残骸を装着し、テープで止めれば・・・。


しょぼい空気砲の出来上がり〜。
ゴムの部分をつまんで離すと、ペットボトルの口の部分からかすかに圧が感じられます。
ようやくできましたね。

その後何度も作るので、ペットボトルの残骸があちこちに転がり、私に怒られるのは想定の範囲内であります。


 < 過去  INDEX  未来 >