迷路 - 2005年11月15日(火) 迷路に迷いこんでから もう随分 時間が過ぎた気がする。 同じような角を曲がり 同じような壁を眺め 全く見当違いな方向に進みながら もう 戻れない場所にまで 踏み込んでしまっている。 私は もと来た道を辿って 一番最初 私が迷ってしまった場所へと 帰りたいのだけれど もう 帰る術がわからなくなってしまった。 いつかどこかに出られるかも知れないけれど きっと そのときにはもう遅いとか まったく正反対の場所とか そんな風なことに なっているに違いなくて 結局 私はなんだったんだろうなと 自分の日々がばかばかしくなる。 そうだった。 私は どこかで躓いたら そこで立ち止まってしまう質だった。 だから私は今 お手上げなんだろう。 私は 私の周りに存在する全てを否定する。 ...
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