Kyoto Sanga Sketch Book
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2002年11月16日(土) |
FW田原豊〜1999年高校選手権準決勝。ある2年生FW |
1999年全国高校選手権 鹿実対帝京戦。
華やかな運動量の松井や内野の横、ドでかい鹿実の2年生FWは今日も相変わらずなんとなく上がったり下がったりしているだけと思った。 しかし、2mとも言われる高い打点からついに叩き付けるようにゴールを決めた! 天才FW田原豊。
するとよほど嬉しかったのか、そのまま人差し指を立てて、 全速力でチームメイト達の方に走っていった。
わらわら駆け寄り集まるチームメイトたち!
おー、先輩達と仲がいいんだな。高校生らしく、爽やかな光景だな〜
・・・・と思った。
翌日の新聞。 「鹿実の田原は朝から気迫が違った。 新聞で自分の名でなく帝京の”矢野”の方が大きかったのが気にくわなかったようだ。 ”矢野より先に点を取る” ついに得点した彼は、そのまま「1点」と人差し指を天に掲げ ”みたか矢野!得点したぞ!” と大喜びで矢野本人めがけて突進して行ったのだ。 それを見たチームメイトが、慌てて全員で止めに入った。」
あれは止めに入ってたんかい・・・(先輩たちよ)
真偽のほどは知らない(スポーツ紙だし)。 それはそれで高校生らしく”爽やか”な光景(かわいい、とも言う)。 (まぁ矢野君はあっけにとられただろうけど(苦笑))
田原”伝説”は始まったばっかりだった。
「凄くスケールの大きな選手なんだけどね・・・なんか独特なんだよねぇ。期待していいものか」 「ひき受けるチームは大変そうだ。どこだろう(南無阿弥陀仏)。」
・・・そんなジョーカーがマリノスから回って来た。
練習嫌いを言って憚らなかった彼はそのまま開花せず シーズン2年目の秋、サンガにレンタル移籍。 そして3試合目の10月26日・・・
ユニフォームを脱いで逞しい腕をぐるぐる回す今日のゴールゲッター! あの2年生FWが西京極でまるで犬のようにはしゃいでいた。 1年半ぶりのゴール!
20歳、天才(と呼ばれた)田原の伝説はまだまだ始まったばかり。。。。。
*得点がどんなだったかは記憶に頼っています。すいません。
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