薔薇抄 *Rose Show*
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2007年12月31日(月) Devile,Angel and Epiqurean

2007年12月29日 日本武道館。
この日は、櫻井敦司についに羽根が生えた記念すべき日となりました。
リリィで、それ自身が意志を持っているかのような毛足の長いマラボーを腕に絡め、羽ばたく姿はハウルか。超人は千年まで夢を見る。
あっちゃんの翼は、いつでも今井さんが与えてくれるんだね、と思ったら号泣。
見上げてる空の色がきれいな水色だったらいい。飛べるから大丈夫、だなんて。君がスピード、だなんて。
あっちゃんに向けて書いてるとかそんなんじゃなくてさ。それを歌ってるときのあっちゃんは、確実に飛べるんだ、っていうこと。それが目で見えるくらいにわかったので。いい日だった。

はー。良く泣いた武道館だった(回顧)。

問題の日、ではなく、ツアーファイナルとしての武道館。最高でした。
あの、戸惑いがないということ。次何?え この曲?ってのじゃなくて、キタ!!!!!っていうあの。
会場あったまってんなー、みたいな。集大成ってこういうことだ。すっごい楽しかった。
すっごい楽しかった(2回)。
ツアーファイナルが一番ステージと遠い席だったのが良かった気がする。アリーナの後方。メンバーがちゃんと全員見れる。今日あっちゃんっばっかり見てた、とかがないの久しぶり。見てたけどな。ツートップばっかりを。
ていうかほんとに武道館の視界だった。武道館の風景。距離感。あれが大好き。武道館大好き。財団法人日本武道館。かっこいいいいいいいいいいいい。武道館で見るBUCK-TICKが本当に大好き。愛しのロックスター。

あのさ。RENDEZVOUSだったと思う訳よ。なんてったって。
らんでう゛は花道で、と決めてらしたのね?櫻井さん、きっと。歩いて出ていらしたときの、あのまっさかまさか感最高。敦司が近 づ い て 来た!!!!!!!!!!!!止まった!!!!!!!!!!!!しゃ べっとう…!!!!!!!!!!
下から立ち上る、照明の金色の柱の中の櫻井敦司。オリンポスの神々と供に立たせるにこそふさわしい(ジェローデル)。歌い出しの前、メンバを振り返る。もう駄目。かすんで見えない。ランデヴー最強。永遠の新曲。輝かしいったらない。この日のらんでうが、もう、もうベストランデヴー。星屑ランデヴー。夢見るランデヴー。ランデヴー オブザ ランデヴー。ランデヴー オブジ イヤー(しつっこい)(くらいには感動)。
作り手と聞き手と、聞き手のそれぞれと、思惑が違って当たり前なんだけど、この一瞬は一致しちゃったんじゃないの?と勘違いできるほどには完成度の高い、すばらしい曲ができちゃいましたね。あなたを愛してる。あなたに。あなたに。
風車回転する櫻井さんの横に、今井さんが走り込んで来たときは、あわや大惨事、血みどろの風車事件やら花道転落やらを思い浮かべたもんでしたが、無邪気に走り抜ける今井さんと、おっと今井がいたね!と瞬時に微妙に避ける櫻井さんの絶妙さがすごい。もうこういうの、絡みなんかより全然うれしい。まさかの背中合わせ。そのまま歌い始めるかと思ったら今井さんご帰還。とかほんと最高。花道に4人、その向こうにアニイとか、壮観すぎて神々しすぎて、気が狂うかと思った。ギターズが並ぶだけで「もうやだ」と思うくらいかっこいいのにさ。本当にかっこ良すぎると、頭が思考を止めてしまって、夢かな?と何度も何度も思ったりするけど、武道館は音の伝達が独特で、あんなに離れてると思うのに、アニイのドラムの振動が体を揺らしていて、それで脈打ってるように感じたりするから、籠る熱が温度を上げて真夏みたいに暑くなったりするから、あ、これ今体感してるんだな、と実感できたりする。今思い返すと、やっぱり夢みたいだけど(どっち)。

会場が大きいので、大きく動かなきゃ伝わらない、とツートップが特に考えておいでなのがわかるとか素敵だよね。今井さんが絶妙な角度を示して下さる時のギターのどかし方がかつてない激しさ。今井さんは花道が似合うな。髪をなびかせて颯爽と闊歩。体重の軽さを如実に感じさせる一歩毎の滞空時間の長さが、ああ、今井さん。普通に一番のお気に入り衣装着て来るとか最高。アリス衣装見れませんでした…っ(12本)(予感的中)。アリスをね、武道館で聴きたいと思ってたの。やっぱり良かったね。今井さんが花道で、デビレン(角)ジェルエン(羽根)の前、さんはい!みたいな、「行くよ♪」みたいな表情を見せたのが忘れらんない。サービス良い。

今回、照明がすごく良かったですよね。広い会場を解り切ってる照明で。ステージから客席に走る光とか。ジュピターでずっと逆光でメンバがシルエットしか見えないとか。どんだけ自信あんだよ。王者の風格。あんなの出来る人たち、似合う人たち、そういないよね。花道のギターズを照らす光がピンスポットの円錐じゃなくて、柱状だったりとか。そう、センター花道から聳える照明の柱とか。あと、そう、曲イメージの照明色とか大好き。タイトロープの青とか。マイアイズの初めて知る夜の月の青さ色とか。あ、そうだ。らびあんで、薔薇色の照明の中、人生は薔薇色 なんて素晴らしい と歌われて、それが文字通りでも諦観でもどっちでも、なんか急に涙出るくらいぐっと来た。本ツアーもずっと薔薇色だったのに。武道館のあの雰囲気に飲まれ易い。

歌がすごかったですよね。あの大きな空間に響く、刺さる声。拡散していってしまう音の中で、すごく冴えるときが何度もあって、はっとする。RAIN、ピエロになったりダンスしたりもほとんどしてなくて、あ、歌う事に集中しておいでだ、と思った時の感動ったら。水たまり跳んでんの見てほっとしたり。

あ、die。dieやって下さった。予感的中。これね、27とかですよ。制作時。すごくね?で、41歳のあつしは、今もこの曲が好きだよ。とか前日にポン、と思って。あ、きっとやるなって思ってた。ジュピターの位置も良かったよね。マイアイズもう聴けると思わなかった(今期リリース)。マシン跡形もなくなってましたけど。で、セクシャル!!!!!!!!!武道館でセクシャル!!!!!最高に、最高。花道でぺたんこ座りしてセクシャルを弾く今井さん。こ れ ぞ。せつないくらいうれしい。東京ベイベーアイウォンチュウもうれしいんだけどさ、スピードたるや。たるやたるや。圧巻でしたね。客電が全部ついて、何にも隠してくれない中で、その高揚が沸点に達して涙が出て来るあの感じでフィナーレ。君がスピード(違う曲)。ずいぶん、歩み寄ってくれてんなーと。この大きさはすごいな、と。特に櫻井さんのファンに対する冷静さってすごいと思うんだけど、なんか十何年前に出来た曲が、やっとお互いの距離感掴めたかんじするのね。世界が震えた今井さんのぎゅっとしたくなる発言とかもあったけど、やっと、いることを許されたみたいな。嫌いだとまでは言ってないよ、みたいな。すっきり、「終わった!」って実感できる最後を用意してくれるとか、やさしいなあと思って。満腹。見たいもの全部見たな、と思いました(総括)。

良い年だったね2007年。すっごく、すごい。の連続で終わっちゃった。
便乗してもいいかもな、とちょっと思いました。
ありがとうございました。
それじゃ、失礼します。





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