薔薇抄 *Rose Show*
INDEX|過去へのエピローグ|未来へのプロローグ
人間、ごはんいっぱい食べると太るって知ってた? 調子にのって食べてたらここ数ヶ月で見たこともないような前回いつ見たかわかんないような体重に。 ひゅう。あぶないあぶない。
とかさあ。 ね? こういう人様に見て頂けるような場所で、何書くのがいいんでしょうね。 と、わりとずっと考えてんですよね。 だってそんな日常すぎること書いてもさあ。芸能人じゃないしさあ。 誰々さんと何処々々行きました、とかさあ。 なんかこう、書こうとすると、自慢話とのろけ話と世直し話にしかならなくて、そんなのとてもとても人様に読んで頂くような内容じゃあないな、と思う訳ですよ。 なるべくならそういう部分を切り取って話を進めようと思うと、前回前々回のようなちょっといっちゃってて「ふうん」とかしか感想が出て来ないような、考えた挙げ句読んで下さる方蔑ろのようなことしか書けなくなるんですね。 どうしましょうか。 向いてないんですかね。向いてないですよね。いんたーねっとの世界が。わーるどわいどうぇっぶが。この昭和の女には。
この、自分のこと書きたい欲求って何? 自己顕示欲とかほんとに…もういいですよね。 ああ、高校生の頃のわたしに怒られそう。ごめんなさいまだこんなことやってます。
でーもーねーーーー。
大人になるということは、経験と実績で対応範囲が広がり、様々なことに対する対処法を過去よりも身につけ、実行できるようになり、そのことから来る精神的余裕が、過去よりも許容範囲を広げ行くこと、ではないでしょうか。 許せないことが許せるようになる。 恥ずかしかったことができちゃったりする。 それは図々しくなっていくってことなんだろうけど、そうならざるを得なかった経験を積んで、場数を踏んで、その見地からいけばそんなの大したことじゃないよって言っちゃえる余裕。包容力。甲斐性。をもってるのが、大人。
だから、もうかっこよくなりたいとか思わないんだよね。って、前回ちょっと言ってたのはそういうこと。 だって思ってる時点でかっこわるいじゃんそれ。かっこわるいままでいいというより、かっこわるいこと最初っからしなけりゃいいし、普通にしててかっこいいっていわれるようになんないとだめじゃん?って思って。だから、そんなのがんばんないんだ。もう。しょせんわたしなんだから、かっこ悪くてあたりまえだしね。そんくらい許してやってよって思う。
そうやって、10代のわたしが聴いたら泣いて怒りそうなこと、根っから思うようになっちゃった。大人だから。
「僕はお前にはなれない」っていうことをね、ずーーーっとずーーーっと考え続けて10代と20代の半分くらいを過ごして、いろんな自己嫌悪や罪悪感や絶望感や挫折感を味わって来たような気がしますが、だからねえ、しょうがないんだよ。っていう。のが、結論ですよね。そうだよ僕はお前にはなれないよ。だからどーしたよ!ってのが結論ですよ。 「僕はお前にはなれない」から、何しても意味がないんじゃない。どれだけのことができるか。何をしたいのか。どう思うのか。何を言うのか。そこを問うべきですよね。 だって、わたしはあなたじゃないから、あなたの本当の痛みはわからないからこの心配する気持ちは嘘だなんてこと、なかったんですよ。あるわけがないんですよ。わかんないから痛いし、苦しく思うんじゃん。でもまあ、当事者の苦しみには到底及ばないことを知ってはいても、その気持ちをね、偽善とか自己満足とか思うのは反って自意識過剰です。と、過去の自分に教えてあげたい。 あなたがいて、わたしがいるから、楽しいんであり、悲しいんですよ。 あなたとわたしがひとつだったら、生まれないすべてのこと。 ああ、だから、別々に生まれて来てよかったね。 恥も外聞も臆面もなく、今日もあなたのことを想っています。
…なんかわかんないんだけど、愛しい愛しいあの人の生まれた記念日に繋がる今夜、ちょっとそんなこと考え…ちゃったんだよね。
すっごい話繋がってないと思うでしょう。繋がってんだよわたしの中で。 脳はひとつ。
ああ、こういう恥ずかしいこといつまでも書いてられる大人でいたい。
そういえば、中学生の時さ、「いつまでも子供でいたいって思っちゃうくらいには、大人になっちゃったよね」って言ってた。書いてた。だけど今はもう、子供でいたいなんてほんの少しも思わない。そんな気持ち思い出しもしない。
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