b*berry / hiro
出会って(2004年3月15日)から今日で日目
結婚して(2004年9月13日)から今日で日目
みぃの誕生(2005年10月17日)から今日で日目
さっちの誕生(2006年7月24日)から今日で日目
あっけない終わり方。

退屈だった。
昼前に起きて、何もする事がなくて、
ちょっとショウくんに電話してみた。

「もしもし〜。」

「おぉ、どしたん?」

「特に用はないんだけどね〜。」

「そうなんだ。
 ちょっと今、電話の工事の人が来てるから、
 また後でかけ直すよ。」


「わかった〜。」

「じゃあな〜。」

それから1時間後、
約束通りかけ直してきた彼。

「もしもし〜。」

「おぉ。」

「工事終わったの?」

「うん、予定よりちょっと時間かかったけど。」

「そっか♪」

「あのな… オレ、話さないといけない事がある…。」

悪い予感って当たる物で、
この一言で終わりを迎える事に
気が付いてしまった私。

「何?」

「オレ、好きな子が出来て…
 その子とはこないだのサーフィンで知り合って、
 向こうにも付き合ってって言われてて…」


「私がイヤって言っても付き合うんでしょ?」

「うん…」

「だったら…私に言ったって仕方ないじゃん。」

「…。」

そこからは大号泣で、
自分でも何を言ってるのか、
何が言いたいのか分からなくて、
でもこの電話を切ったら最後な気がして、
どうしても切りたくなくて話し続けた。

「今回の事は、全面的にオレが悪い。
 お前は何も悪くなんかないし、
 お前の嫌いな所も、足りない所もない。」


「でも、何かが足りないから
 私とは付き合えないんだよ。
 ショウくんが気付いてないだけで、
 何か私に悪い所があるんだよ。」


「そんな事は絶対にないよ。」

結局ショウくんとの偽造恋愛は
たった3週間で終わってしまった。
初めてメールをしてから23日、
初めて会ってからちょうど3週間。

それまで異常な早さで距離を縮めて、
キスしたりセックスしたり、
泣いて笑って怒ってすねて…
たくさんの喜怒哀楽を共にした。

でも、彼の隣は私の居場所じゃなかった。

この偽造恋愛が
いつか本物になるんじゃないかって期待して、
ショウくんの好きな服装をして好きな髪型にして、
ショウくんが好きな物を好きになって、
ショウくんがhiroを求めるのなら私は応じた。

それぐらい好きでしょうがなくて、
彼以上の人はこの先現れない気がした。

「いつか、私をふった事後悔するよ。
 私程いいオンナはいないと思うから。」


って言ったら、

「後悔させてくれ、期待してる。」

って、ショウくんは言って、
二人とも笑ってた。

今日のこの日の事は少し忘れて、
月曜日には再び彼の家に行く事にした。
たぶん、それが最後のお泊まりになる。
最後ぐらいは笑っていよう。
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2003年11月15日(土)

カコ / ミライ / ハヂメ / オニュゥ / モクジ

ケイヂバン / メィル /



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