b*berry / hiro
出会って(2004年3月15日)から今日で日目
結婚して(2004年9月13日)から今日で日目
みぃの誕生(2005年10月17日)から今日で日目
さっちの誕生(2006年7月24日)から今日で日目
心が通じた夜 其の弐。

居酒屋での食事を終えて
サ○ポートに行く事にした私達。

寒い×2と叫ぶ佑をしり目に、
私はお酒が入って暖まった身体を
冷ます様に走り回った。
風が強くて海には白波がたってて、
なんだか飲み込まれそうだった。

佑ははしゃぐ私をずっと見つめてた。
それはまるで兄の様に、彼氏の様に。

初めて佑とのデートで来た場所だった。
それだけに原点に戻った気がした。
ここからもう一度始めたいと思った。

少し歩いて座った私達。
その場所は、まさに初めてキスした場所。
懐かしくて、あの頃に戻りたくて
涙が出そうになるのを堪えて話した。

「懐かしいね〜。
 初めて会った時に来た場所だよ。
 んで、ここでキスしたの。」


「よく覚えてるな〜。」

佑に触れて欲しかった。
佑に触れたかった。
話の途中、少しすねたフリして
甘えて手を差し出してみた。

「しゃ〜ないな〜。」 ←苦笑

久しぶりに触れた佑の手。
ぎゅっとにぎってくれる。
決して大きな手ではないけど、
暖かくて優しくて、嬉しかった。

車に戻って待ち合わせ場所に戻って、
車の中で少しおしゃべり。
キスして欲しくておねだりしても
分かってもらえなくて歯がゆかった。

「なに〜?」 ←困

「ちゅぅ〜。」 ←甘

「ダメだって〜。」 ←困

「なんで〜???」 ←泣

「ちゃんと線引きはしなきゃ。」

「うぅぅ〜」 ←マジ泣

「そんな泣かんでも…。」 ←困

「…(しくしく)」 ←泣

「オレだってしたいよ。でもな…。」

「…(ん?)」 ←泣

「キスしたらえっちしたくなるだろ。」

「…(んん?)火がついちゃう?」

「そうやな。」

「じゃあしよう?」

「そんな問題じゃ…猿じゃないんだから。」

「あはは☆」

「とにかくダメ。な?妹とは出来んよ。」

「アレほどえっちしてたのに?」

「それを言われると弱いんだけどなぁ…。」

「あはははは☆」


キスもえっちも出来ないのは淋しかったけど、
「オレだってしたいよ」の辺りから、
なんだか嬉しくて元気になった私。

それから今度会う時はビリヤードか
カラオケに行きたいってねだって、
佑がOKしてくれたのを確認して
バイバイしました。

今でも佑の事はすごく好き。
下手したら彼氏以上に好き。
これからも私にとって素敵な兄で、
彼にとって私は手のかかる妹だろう。

ずっと側にいたい。
一緒にいたい。
今でも佑が大好き。

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だから、これからも妹でいたいの。

2003年10月23日(木)

カコ / ミライ / ハヂメ / オニュゥ / モクジ

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