KENの日記
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2019年03月13日(水) 「インフェルノ」テレビ初登場

映画「インフェルノ」のテレビ初登場版を見ました。原作は「ダン・ブラウン」の同名小説です。「ダンテ」とダンテの「神曲」が事件の筋書きの縦糸となっています。今回の舞台は「フィレンツェ」「ベネチア」「イスタンブール」です。個人的にはイタリア旅行ではフィレンツェを堪能しましたし、往復「トルコ航空」を利用しイスタンブールの街も散策したことがあるので映画の風景はとても懐かしいものでした。

原作にも言えますが、物語のストーリーはトリック優先だったり、強引にダンテを絡ませるため随所に無理があるように思えました。人類の人口爆発問題をテーマにしていますが、それが「ダンテ」「神曲」とどのように関連するのか、神曲の時獄篇とは関係ないのか、もう少し分かりやすくして欲しかったです。

フィレンツェにおけるウフィッツとピッティ宮を結ぶ回廊を使っての逃走劇は見ものでし、ウフィッツを通り抜けてのヴェッキオ宮殿の壁画の描写は見事でした。何時もそうですが観光案内的な描写は旅行好きの視聴者に受けます。

「ダン・ブラウン」の次回作が気になるところです。イタリアの都市では「ナポリ」が残っています。ヴェスヴィオ火山噴火で地中に埋まったポンペイと絡めれば興味深いと思います。イタリアは関係ないですが「ゾロアスター教」は「西欧」にとっては非常に神秘的に思われているのではないでしょうか。ニーチェの著作・モーツァルト「魔笛」を絡めると面白いトリックが可能ではないかと考えました。




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