2019年03月15日(金) |
カラヤン「オペラ間奏曲集」 |
映画「インフェルノ」でベネチアの風景を見たのですが、丁度NHKの名曲案内でベネチア出身の作曲家「フェラーリ」の「マドンナの宝石間奏曲」を扱っていました。以前から知っている曲ですが、我が家のライブラリーに無いので図書館で借りてきました。何種類かCDが出ていますが、こういう小品なら「カラヤン」が良いだろうと思ってカラヤンの「オペラ間奏曲集」を借りてきました。
長年「音楽界の帝王に」君臨していたカラヤンですが「間奏曲集」はこの盤しか出していないようです。録音は1967年9月ベルリンで行われたものです。継ぎ接ぎではなく「間奏曲」だけを録音したものです。カラヤンがスカラ座・コッソットと名演「カヴァレリア・ルスティカーナ」を録音・録画したのが1968年1月だそうです。スカラ座フィルとベルリンフィルの「豪勢な間奏曲」を聞き比べることができます。
さて、借りてきてまず「マドンナの宝石」を聞いてみました。ところがNHKで紹介していた有名な「間奏曲」ではありませんでした。フェラーリ(エルマンノ・ヴォルフ・フェラーリ)の「マドンナの宝石(全3幕)」には第二幕前の間奏曲(1番)と第三幕前の間奏曲(第2番)があり、カラヤン盤の間奏曲は第2番であって、ロマンチックで有名な間奏曲は第1番であることが分かりました。それにしても私の推測では「カラヤンなら「第1番」を外すはずがない」のです。第2番も素敵な曲ですが、第1番を録音せずに第2番だけしか録音を残していないというのは腑に落ちません。何か理由があったのでしょうか。
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