今朝8時にスリランカのウィクレメシンゲ首相がスリランカに戻ってきました。空港に降り立ち宗教儀式を済ませた後、短い演説を行いました。内容は大きく分けて4つでした。
1.アメリカの大統領・議会はスリランカ政府の和平プロセス推進に完全な支持を表明している。
2.スリランカ国会は国民の付託に基づく唯一の和平プロセス推進の機間であり、速やかに活動を開始しなければならない。
3.国会の付託に基づき自分は今後とも和平推進に邁進する。
4.公民の賃金については今年、そして将来についても十分検討していく。
四番目はその他とはかけ離れた感じですが、大統領周辺が政府職員の賃上げを約束し勢力を伸ばす恐れがあったためです。さて、今日7日の新聞ですが「大統領サイドの言い訳的な記事」が出始めました。曰く、「大統領の今回の措置は、UNP国会議員からの大統領弾劾の動きを阻止しようととしたもので、UNP党の冒険主義的な行動のせいだ」というもの。でもそうした動きとか、取り巻きの助言に動かされてしまう大統領は問題が多いのも確か。UNP議員の寝返りもなさそうです。
首相と大統領とは事を荒立てずに事態を収拾するでしょう。ここで首相が上手く大統領に恩を売っておけば、和平プロセスは順調に進むのではないでしょうか。
|