ヨルダンのアンマン空港で爆発事件を起こし、死傷者を出した毎日新聞記者に特赦を与える決定がなされました。日本政府が裏でどのような圧力を加えたかわかりませんが、すっきりしません。
というのも、まず、彼の行動は職業人が外国で働く(行動する)際に最低守らなければ基準を満たしていないからです。むしろ子供の延長みたいな行動だと思います。文化が違い、環境が違う海外では、日本以上に注意を払う必要があると思います。そうした配慮をしてこそ危険を回避できるのです。
そして、日本の政府・企業の対応も気になります。日本や韓国での米軍関係者の犯罪では被害者になってきておりながら、日本人の加害事件では、やはり同じような対応をとるのですね。
単純に云うと、日本で「アメリカ人が日本人に危害を加えた場合」に「日本人が日本人に危害を加えた場合」に適用される日本の罪刑が適用されることに何か違和感があるのかという問題です。ヨルダンで「日本人がヨルダン人に危害を加えた場合」にヨルダンの罪刑適用されるのは基本的には当たり前のことだと思います。
国よって罪刑の考え方、操作の方法等が違うのはわかりますが、外国で働くためには、基本的には現地の制度に従う覚悟が必要だと思います。
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