6月10日に東京でのスリランカ復興支援会議が一応成功裏に終了したのですが、こちらスリランカでは6月14日土曜日夜明け前に、スリランカ北東部「ムライティヴ」の沖合いで、LTTEの小型の不審船を沈没させ乗員が行方不明になっています。
スリランカ海軍は「武器を輸送するための船が制止を聞かなかったので攻撃した」と公表しています。一方LTTE側は「石油を積んで船が公海上から領海に誘導されて沈められた」と反論しています。
いずれにしても、LTTEサイドは停戦下のおいても武器・弾薬の確保に一生懸命であるし政府側はそれを力ずくで阻止しようとやっきなのです。
怖いのはそうした緊張の中の暴発です。手榴弾一発のテロで戦闘再開しかねないのです。政府軍・LTTE軍が仕掛けなくとも、アングラ世界の人達が武器取引の利益欲しさに「きっかけ」を作りかねません。
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