ゼロの視点
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2007年10月22日(月) 観光手始め

 明日からの長期旅行を控えている私達。なので、あまり歩き回って疲れる観光は避けたほうが懸命ゆえに、本日は私が運転手となって、愛車にオッサン3名乗せて、お気楽な《ドライブスルー》観光をすることになった。

 朝、ホテルのロビーで待ち合わせ、車に乗り込む前に、明日の待ち合わせ場所となる某駅構内の説明のため、オッサン3名を引き連れてGO。素晴らしい秋晴れで、こんな日はオッサンの世話より、ただただ家でのんびりしてたいと思いつつ・・・・(涙)。

 さて、彼らを引き連れて歩いているうちに、すでに判ったことは、こういう説明をちゃんと聞いているのは、PD(45)だけだ・・・、ということ。他の2名、MG(77)と私の夫は、全然アテにならないことがあらためて判明。PDは、方向感覚も抜群によく、日本語はわからないにしても、私が述べる注意事項もすべてメモしているし、本当に頼もしいっ!!!!!。

 いずれにせよ、明日の朝はPDがMGを引き連れて某駅まで来るのだから、本日からPDをMG係として任命、他の事に関しても、PDに色々とMGの面倒をみてもらうことにした。私のほうは、いつ突拍子もないことをしかねない夫の監視で精一杯なのだから・・・・。

 3名をクルマにのせて、とりあえず私のお気に入りスポット兼、彼らが見たくてしょうがない仏閣などを観光。天気と時間(気を抜くとあっという間に日没になるので・・・)、そして到着して間もない仏人2名の体力を推し量りながらの行程になるので、運転&観光しながらも、私は前倒しで色々と考えないといけないのが面倒。

 というか、人の面倒みるのってこんなに大変なのかぁっ?!?!?!、と、はじめて認識・・・・・。ということで、2児の子育てで毎日が追われている親友MF嬢に、《なんか、ほんのちょっとだけあなたの気持ちがわかったような気がする・・・・》と、メール。とにかく、自分が楽しむ時間がほとんどない・・・・。うそだろ?!?!?!?!、って感じ。

 ランチの時間に差し掛かったのだが、店に入ってイタズラに時間を消費して、観光地に到着したら、あっという間に日没というパターンだけは避けたかった私は、パン屋に向かう。あの、日本独特の、トレーを各自が持って、食べたいパンを選ぶ・・・、というタイプのパン屋。フランスにはこんなもの存在しないし、自分で勝手に選べるのだから、私がいちいち通訳しなくていいや・・、と思って入ったのだが・・・・・。

 実際には、あれなに?、これなに?、と、様々なパンを指差しては、オッサンらは無邪気に私に尋ねてくる・・・・。うううっ、またしても私の選択は失敗に終わったか・・?!?!?!。おまけに、トレーを持って通路の真ん中に立ちすくんでいたりするから、他の客が皆、通路を通り抜けられなくて困惑している・・・・。あーーあ・・・。

 面倒くさそうなもの、および、目新しいものなどは手にしないMGは、ピザパン無難なモノを購入、夫は、そんな彼らを前に、ちょっとだけ詳しいのをひけらかしたいのか、なかなか見かけだけでは判断できそうもないパンを数点購入、そんな2人の行動を見て、それなりのパンをPDが購入と、パンを選ぶだけでも3者3様なのが、なかなか面白い。

 そして、購入したパンと一緒に、わが実家に立ち寄り、そこで皆でパンを食べながら休憩。しかし、私の実家に、このオッサンら3名が揃っている様子は、奇妙でもある。火星人に占拠されてしまった、ウサギ小屋のようだ。

 夫は、まるで自分の家に彼らを招いたかのように、MGとPDをもてなすために、飲み物の用意にはじまり、お皿やコップのなどをセッティング。ううーーん?、私の友人らが来た時には、こんなことしないのに、なんで(笑)?。夫にとっては、父のような存在でもあるMGを前にして、どうもこういった行動に駆られてしまうらしいのだが・・・・。

 彼らがパンを食べ終わった頃、ふと、冷蔵庫のところに張っておいた《ゴミ分別について》のパンフレットが目に入ってきたので、それを彼らに見せて説明してみた。実に細かく分けることが強いられている私の実家のある地域。さぞかし、《地球にやさしくない》フランス人にはビックリな内容だと思って紹介すると、やっぱり判を押したようなリアクション(笑)。リサイクルするための、紙ゴミなどの折りたたみ方まで、イラスト入りでちゃんと説明されているところなどに、特に驚いている模様。

 夫は、信じられないと連発するのみだったが、それでも、そんな夫と比べて、なかなかマニアックで几帳面なMGとPDは、《フランスもそうすべきだと思うし、もし明日からヤレといわれても、僕達は喜んでやろうと思うよっ !!!!》と優等生的なご発言。それが、言葉だけじゃないことを祈っとるよ、わはは。

 この後、2箇所の仏閣を巡った後、彼らをホテルに送り届け、しばし休憩してもらったあと、予定されていたF神父との食事会場へ彼らを、再びクルマで送り届ける。1954年から日本にいる、フランス人宣教師F神父。私も一緒に彼と食事の予定だったが、明日からの準備と、明日までにもうちょっと一人でボーっとしたかったので、私は一足早く家に戻った。

 そして、4人のフランス人が飲み食いした後、F神父がMGとPDをホテルに送り届け、夫は一人で家に戻ってきた。

さて、明日からだが・・・・・、
一体どうなるんだろうか・・・・・・・・?!?!?!?!。


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