ゼロの視点
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2007年08月06日(月) 遺伝子

 掲示板に書き込みをしてくれた、Pandaさんに触発されての日記。

 私の見た目、特に輪郭や、目からはじまる部位などは、完全に私の父親似。化粧してようがなんだろうが、私の夫すら、私の顔の基本パーツは、父に酷似と断言される。

 が・・・・・・・。実は、私の基本は、母で成り立っている(涙)。どこまでも、母なのだ・・・・・・。顔が違っていようがなんだろうが、首から下は、私自身が驚愕するほど、まったく同じ・・・・。関節のつきかたひとつひとつまで一緒ゆえ、今やグループホーム住まいしている母とはいえ、風呂上りの彼女の身体をみて、30年後の自分を見るようでいて、眩暈がするほど。

 我が母は、ガードルというものを愛用している。で、私もたま〜に、そういうものを使用したりする。で、だ・・・・・・・・・・・・・・。それを身にまとって、ふと鏡の前に、己の姿をさらしてみると・・・・・・・、もう、絶望的なほど、私か母か、全くわからない姿が、鏡に映し出されていたりする・・・・・・・。

 さて、前述したように、顔の基本パーツは父親似である私ですが、とはいえ、ふとした表情などは、もう母のソレでしかなく・・・・・・。特に、ブーたれている表情は、自分でも笑ってしまうほど、瓜二つ。ただ、母と瓜府二つながらも、全体から醸し出す雰囲気は、父とソックリだったりして気色が悪い・・・・・・・・・・。

 一方、声などは、私はまったく母と一緒らしい。以前、自宅でヘルパーなどを雇っていた母。が、昔気質ゆえ、ヘルパーでもなんでも、誰かが自分の家を訪れるとなると、自動的に《おもてなしを・・・・》と、考えていた母・・・・。ゆえに、介護保険を利用したヘルパーの訪問だろうとなんだろうと、その時間の10分前には、お茶菓子を探しに、近所の和菓子屋に出かけてしまった母だった。

 ゆえに、ヘルパーが到着すると、母は不在・・・・・・・・・・・(汗)。ということで、○○さん行方不明・・・・、ということで、パリ在住の私のところに毎回、報告メールがきたほど・・・・。そのくらい、ボケたとはいえ、自分の家を汚いまま&何ももてなしをするアテもないまま、人を向か迎えられない・・・、という、昔ながらの気性が見え隠れして、個人的には面白かった。

 で、毎回、ヘルパーが来るとなると、どこかへ行ってしまう母だったので、いつのまにか、ヘルパーさんらが、我が家にやってくる直前に、母がいるかどうかを確認する目的で電話するのが習慣になっていた。

 そして・・・・・・。2005年の秋、私は、また3ヶ月の予定で実家に戻っていて、ふと電話を取った。すると、母専属のヘルパーからのものだった。で、私としては、普通に話したつもりだったのだが、ヘルパーH嬢からすると、《今日の母は、ちょっとだけしっかりしている・・》とぃう印象を得ただけで、それが、彼女が担当している人の娘だとは、これっぽっちも思わなかった・・・・・・・・・・・・・・・・・・、と、いうことだった。

 私自身も、確かに、《なんで、ここまで母のヘルパーさんが、幼稚園児を扱うように親切なのか?》とは、思ったものの、細かいことにはどうも思わない私の性格ゆえ、これらのことの深い意味を探ることは放置していた・・・・・・・・。

 が・・・・・、今回のPandaさんの書き込みもあって、あらためて思うのだが、是気払いにしろなんにしろ、意識しようのないところが似てしまう《悲喜劇》というのは、常日頃存在している・・・・、ということ。おまけに、私sと夫は、血縁関係ではないにしても、話し方と電話の出方が激しく似ている・・・・・、ということで、私を夫だと思って、私がわからぬ話を延々をする人が、日に日に増殖している(笑)。

 ただ、私と夫の電話の出方、および、私と母の電話の出方が似ているとはいえ、私の夫と母が似ているというわけではないのが、不可思議・・・・・・・、と、思う、ゼロでした〜♪。


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