ゼロの視点
DiaryINDEXpastwill


2007年08月04日(土) 立会人

 今年の冷夏に慣れすぎてしまった私は、本日、友人の結婚式の立会人として招かれていた。なので、《暑いから、めんどくせ〜云々》という理由で、さすがにドタキャンするわけにもいかず、夫と2人でヨロヨロと13区の区役所へ足を運ぶ。

 暑いとはいえ、結婚式などの祝い事にはふさわしい晴天。区役所に到着すると、すでに式を終えた夫婦&そのご一行などが、幸せそうに記念撮影などをしていた。参列者などもかなり気合が入っているようで、いわゆる《シャポー》を被った女性がたくさんいて、見学するには楽しかった。

 一方、私たちの友人YLは、今回が3度目の結婚式。そんな彼女の夫になるFは2度目、ということで、結婚式のエキスパートっ(笑)。ゆえに、YLのほうから、結婚式にはジーンズで来ればいいよ〜、等と言われていた。でも、さすがにジーンズは暑いし、結婚式にはどうかと思ったので、適当にみつくろった服装で参加。ただ、どうみても、気合は入ってないのは明らかだった、

 強烈に活動的な女性であるYLは、いつも動けることが最優先、というスタイルが主だったのだが、さすがに今回だけは、見違えるほど綺麗で、おしゃれなワンピースを選んでいた。彼女を見た瞬間、《おお、こんな格好しているYL、始めてみて、感動っ !!!!!》と、半ばバカにしながらも、誉めてしまったほど。

 人間、本当に幸せだと、こうも綺麗になるのか?、というぐらい、彼女はかわいかった。とても45歳にも見えず、また、結婚3回目のエキスパートともみえぬ、初々しさっ。また、新郎のFも、よっぽど今回の結婚が嬉しいのか、終始満面の笑み。もちろん、新郎新婦がちょくちょく見詰め合っているのが、なんともいい雰囲気。

 さて、いよいよYLとFの結婚式の順番がわまってきたので、皆でセレモニーが行われるホールへ向かう。私と夫は、もちろん新婦すぐ隣の、立会人席に着席。が、私は、本日は素人カメラマンの1人として写真をとる役目もあったので、すぐさま席をたって、区長の裏側にまわって、新郎新婦&参列者の表情が撮影できる場所に移動した。

 さて、式が始まった。区長が始めの挨拶をして、着席している新郎新婦に向かって、《立ち上がってください》と言う。そして、立ち上がる、新郎新婦。


そして・・・・・・、


彼らと一緒に立ち上がる、わが夫・・・・・。


えっ?、あんた、何してんのぉ?!?!?!?。


 なぜか、3人が並んで、区長の前に立っている・・・・・。 一妻多夫性の結婚式か?。区長の《立ち上がってください》という言葉が、どうも、自分に向けて発せられたと単純に受け取った夫は、胸を張って、満面の笑みで突っ立っている。そんな彼の姿は、幸せそうだ・・・・・・・・・。とはいえ、なんで幸せそうなのかは、わからないのだが・・・・・。

 あまり、夫の姿が幸せそうだったからかどうかはわからないが、区長も夫を制さず、このまま式が進んでいきそうになったので、私が小走りで夫の脇に戻り、彼のワイシャツの袖口を強烈に引っ張って、座ることの重要性を示してみた。

 あわてて周りを振り返り、自分だけが堂々と新郎新婦と一緒に立ち続けていたことに気づいた夫は、ちょっとだけ赤くなっていた・・・・・・・・・・・・。

 その後、夫が、幸せそうに、《新郎として》書類にサインすることもなく、無事に《立会人》として、区長の前で私と一緒にサインして、めでたくYLとFの結婚式は終了。あとは、皆でモンスーリ公園へ移動して、シャンパンのみながらピクニック。夜は、新郎新婦の家に移動して、遅くまで宴が続いた。

 あとで、新婦YLに聞いたのだが、本日のおしゃれなワンピースは、ちょうど今から10年前に2番目の夫と、10区の区役所にて結婚式を挙げたときのものなのだと・・・・。いやあ、こういう彼女の感性、私は大好きだっ♪。

 ちなみに、彼女は、1987年に一度目の結婚。そして、その次が1997年、そして、3回目の今回が2007年と、ちょうど10年毎に結婚しているとのことだ。さて、2017年、彼女はどうなっているのだろうか?。なかなか楽しみだ。


Zero |BBSHomePage

My追加