ゼロの視点
DiaryINDEXpastwill


2004年08月17日(火) ヴィデオカメラ

 ホテルでは、自分達の部屋で朝食。これは、非常に快適だが、アル意味非常に危険でもある。なぜなら、ずうっとダラダラしてしまい、出かけない可能性が高くなるから・・・・、だ。

 で、予想通り、やっと出かける気になってきたのが、午後3時・・・・(汗)。町へ繰り出すと、たくさんの観光客。それも世界各国からの観光客で溢れており、そこには日本人の姿もある。

 7月30日にパリ・オルリー空港を飛び立ってから本日まで、一度も日本人観光客に遭遇してないので、とても懐かしい感じがした。観光案内所でも日本語のパンフレットや、日本語を話すガイドなどを用意しているくらいだから、アルルという町は、それだけ日本人観光客を惹き付ける何かがあるのだろう。

 古代劇場や、円形闘技場など有名観光地へ足を運ぶと、たくさんの観光客がヴィデオカメラをもって熱心に撮影している。その撮影者の9割以上が男性なのは、本当に笑える。

 一家のパパも、ラブラブな彼も、おじいちゃんも、みんな片手にヴィデオカメラ・・・・・、ってな感じ。

 恐らく兄弟で、それぞれの家族を伴っていると思われる男性二人は、同じ場所に立ち、同じ目線から、同じようにヴィデオカメラを回している。で、きっと自分の家に戻ったら、同じような映像を得意になって見せられる被害者が続出するのだろうと思うと、ニタニタしてしまう。

 でも、撮影したものを見る意欲があるだけでもましなほうなのではないか?、と思うことしきり。きっとヴィデオカメラで撮影している瞬間が楽しいのであって、あとで編集して、鑑賞しやすい作品に仕上げるほどマニアックな人間は意外に少ないと思われる。

 何を隠そう、我が夫こそ、撮影するだけ撮影して、あとは見返すこともしない人間。何がなんだかわからないヴィデオテープが、我が家にはゴロゴロしていて、足の踏み場もない。

 が、幸いなことに、我が家の3台もあるヴィデオカメラは、すべてぶっ壊れてしまってから早4年。この先も、夫がヴィデオカメラを購入しないことを祈るのみ。

 ひらすらカメラ回すオトコ達の横で、オンナ・コドモは退屈そうに待っている姿・・・・・、明日我が身か?!?!?!と、冗談交じりに夫の耳元で囁いていく。

 夫も、そんなオトコ達をみているうちに、その中に昔の自分を再確認したのか、クルッと私のほうへ振り向き、妙に恥ずかしそうな顔をする。

 しめたっ、どうやらアホみたいにカメラを回すこと自体を、夫自らバカらしいと認め出したようだ。作戦成功か?!?!?!。

 行為自体をアホ臭いと認めたからといって、新製品のならぶ店へ行っても、誘惑に負けずにヴィデオカメラを購入してこない、というわけではないので安心はできないのだが・・・・。


Zero |BBSHomePage

My追加